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ミツバチがいなくなったら、これだけの野菜や果物が、棚から消えてしまう恐れがある
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■ ミツバチの役割
私たちが毎日食べている野菜や果物の実りに、ミツバチがとても大きな役割を果たしている事を知っていますか?
ミツバチは、花の蜜を集めるだけではなく、私たちの毎日の食事に欠かせない果物・野菜を栽培する農業の現場において、果実を実らせるための受粉も行っています。
「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長が2011年に報告しているように、ミツバチは生態系だけではなく、人間にもとても重要なものです。
■ ミツバチが受粉を行う主な作物
ハチは世界の作物の3分の1を受粉していると言われていますが、受粉で実のるおもな作物は下記になります。
リ
ンゴ、アーモンド、アスパラガス、ブラックベリ、ブロッコリー、メキャベツ、キャベツ、カカオ、ニンジン、カリフラワー
、セロリ、サクランボ、ナス、ニンニク、ライチ、マカダミア、マンゴー、ナツメグ、タマネギ、パッションフルーツ、桃、梨、梅、かぼちゃ、ラズベリー、ポ
ンカン、スイカ
■ いなくなるミツバチ
そのミツバチが、世界中で姿を消しています。日本でも各地で、ミツバチの大量死や、ミツバチの巣に異変が見られています。さまざまな原因が複合的に影響を与えていると言われていますが、その中でももっとも直接的な原因とされているのが、ネオニコチノイド系農薬です。
農
薬会社はその影響を否定し続けています。その理由は、決定的な証拠がないからというもの。しかし、影響が決定的になってから規制するのでは手遅れです。こ
のネオニコチノイド系農薬、ヨーロッパではミツバチに対して有害性があると明らかになったことから、使用禁止が始まってています。
■ ヨーロッパでは使用禁止。日本では?
ハ
チに影響をあたえるネオニコチノイド系農薬。日本では禁止どころか、逆に規制緩和が進んでいるのです。厚生労働省は昨年10月、ホウレンソウ、ハクサイ、
カブなど約40種類の食品に含まれるネオニコチノイド系農薬クロチアニジンの残留農薬基準値を最大2000倍と大幅に緩和する方針を示しました。その後の
パブリックコメントでは、異例の1000件を超える意見が集まり、消費者の意識の高まりがうかがえます。
グリーンピースではこの規制緩和に反対する署名を続けています。締め切りは2月13日です。ぜひご協力ください。
「残留農薬の規制緩和に反対します」>> こちらから署名に参加できます↓