医師会の強さ | 大阪の社長 kentのブログ

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関西で介護事業と不動産オーナー業をしている社長の
日常感じた事や出来事を綴っています。

昨日はウチの施設に往診に来てくれているDrと、連携先の訪問看護事業所の社長と3人で定例の会食でした。

 

話題は先日決まった診療報酬改定の「往診専門」大幅減額についてでした。

 

新型コロナ禍で急成長していた夜間や休日の往診サービスを手掛けている会社を狙い打ちしていると思える内容ですが、多分日本医師会の強い意向を受けたモノと思われます。

 

その他にも複数の施設を運営している介護事業者が往診専門のクリニックを作り、医師を雇用して自社の介護施設のみに往診している所は大打撃を受ける筈です。

 

それも医師会の強い意向が働いたと思われるのですが、やはり日本医師会って強いですよね。。。

 

既存の医師会の会員さんの権利を守る事には、非常に強い影響力を発揮されますし、政治を動かす力も備えているので巨大な力があるんだと分かります。

 

医療や介護を取り巻く環境は非常に厳しく、本来は無駄を省き、効率化を進め、医療費や介護費の削減に努めなければいけないのでしょうが、それって医療機関や介護事業者の売上減に繋がるので反対意見が強いですよね?

 

政治力の弱い薬局から締め付けられ、次いで介護業界にも強い締め付けが起きると思いますが、やはり医師会に守られたクリニックは最後まで守られるような気がします。

 

まぁ普通に考えれば病院とクリニックの連携強化、デジタル化を進めれば無駄な検査やかなり抑えられると思います。

 

また、高齢者の病院通いに対しても2週間の処方ではなく、1ヶ月にするように指導されていますが、これが進めばクリニックや病院に通う頻度も半分になる計算です。

 

ただ、そんな事を本気で進めると病院やクリニックの倒産が増え、地域医療を支える事ができなくなってしまうのでは?と言う恐怖感を多くの人が持つ事で、今までの無駄を認めてきているんだと思います。

 

でも、これってとてもデリケートな話ですし、人の命は何物よりも尊いと言う日本人の感性があるのであまり話にするのも憚られるのですが…

 

まぁ正直な話闇は深いですよね。。。

 

とは言いつつも、決められたルールの中で如何にして売上を上げ、利益を増やすのか?って事を考える事が悪い事だとは思いませんので、ルールを作る側が色んな事を考えてキチンと作ってもらえればいいだけですしね。

 

これからの日本の財政を考えると、待ったなしの改革が必要ではないかと思う今日この頃です。

 

ウチも決められたルールの中で、しっかりと事業を成長させれる様に取り組んでいきます!