スポーツの世界に連帯責任って必要ですか? | 大阪の社長 kentのブログ

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日大アメフト部の部員による大麻所持事件

大学側は逮捕された部員のみ無期限活動停止処分にし、アメリカンフットボール部としての無期限活動停止処分は解除されました。

まぁ悪い事をした部員本人は処罰を受ければいい話ですが、大学が示した部としての活動停止処分を撤回したのは理解できます。

でも、関東学生アメリカンフットボール連盟は、リーグ戦への出場資格を呈する決定を下しました。

これって所謂連帯責任ってやつですか???


大学側は、

「このたびの問題は部員1名による個人犯罪であり、部全体に連帯責任として負わせることは、競技に真剣に取り組んできた多くの学生の努力を無に帰することになる」

とコメントしていますが、個人的には全くその通りだと指示します。

連盟側としては

「大学側からリーグ戦に参加したいという意思が伝えられたということですが、部から、逮捕された部員以外の部の関係者全員が違法薬物に潔白であると保証できない旨が示されたことに加え、再発防止策の提示などがなされていないことや、部関係者の責任の所在が明らかでないことなどを理由に、当面、リーグ戦への出場資格を停止することを決めました。」

とコメントされています。

逮捕された部員以外の全員が潔白だと保証できないって当たり前ですよね?

そんな保証ができる大学があれば教えて貰いたいものです。

潔白を保証する行為など誰にもできないですよね?



日大アメフト部と言えば名門中の名門で、2018年5月の対関西学院大学アメフト部との試合中に反則タックルと呼ばれる事件を起こし、その時も活動停止処分、対外試合の禁止など非常に厳しい処分を受けました。

あの事件は勝つ事だけが目的化した結果だと思っていますが、反則タックルを指示され実行した学生の事を思いやるとやるせない気持ちになってしまいます。

当然監督やコーチの指示がありあの様な危険な行為をしたのでしょうが、自分を犠牲にしてでもチームに勝利をもたらすんだと言う想い、チームの勝利に拘る姿勢は理解できますし、自分自身のアメフト選手としての将来を鑑みると、監督やコーチの指示に従わないと言う選択はできなかったのではないかと思います。

反則を起こしたあの部員はとても気の毒に感じてしまいます。

反則行為を受けた側から見れば違うのだと思いますが…

でも、学生スポーツの世界では、チームや学校で不祥事が起きたら連帯責任って事で出場辞退、出場停止、活動停止などの処分が下されますが、人生を賭けて取り組んできている生徒たちの事を思うと、連帯責任tって必要なのか?って思います。

大企業の従業員や役員が不祥事を起こしたとしても、その所属チームが活動を停止する事などないですし、学生スポーツは学業の一端だと言う意見にも違和感を感じてしまいます。

高校野球が良い例ですが、地元や親元を離れ甲子園に出場できる可能性の高い高校へ入学し、将来の実業団、プロ野球選手としてのキャリアを手にしたいと小学生の頃から勉強も、恋愛も遊びも一切見向きもしないで、全身全霊で野球に取り組んできている子供達

そんな子供たちの将来を奪う様な事と、連帯責任ってどちらが大切なんでしょうか???

また、日大アメフト部の部員だからこんなにも大きく報道されていますが、彼の将来を鑑みると気の毒で仕方ありません。

若い時の弱さや過ちを、こんな形で顔写真入りで報道し、彼の将来を奪い取るってどうなんでしょうか???

人を殺しても未成年と言う理由だけで名前も顔も公開されないのに、大麻所持や使用でこれだけの社会的な制裁って必要でしょうか???

なんか、、、

この国の在り方に疑問を感じずにはいられません。。。

間違いを起こした部員の方

どうか間違いは間違いで悔い改め、今後の人生を諦めずに精一杯に生きて欲しいと願っています。