「大義名分を掲げ理念を高め続ける」 | 大阪の社長 kentのブログ

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関西で介護事業と不動産オーナー業をしている社長の
日常感じた事や出来事を綴っています。

火曜日の夜に、旧盛和塾大阪の委員会で次回の勉強会で使用する塾講話をどのDVDにするか選定していました。

 

次回発表される方の経営体験発表原稿をもとに、発表者の経営課題が何なのか?って言う視点で選定しています。

 

ただ、今回の発表原稿を何度読み返しても不思議と落ちてこず、結局僕はDVDを推薦せずに他の方の推薦DVDの検討を行っていました。

 

奥さんのお父さんが経営されていた会社を継がれ、まぁ人間関係が大変だったのは容易に想像できます。

 

義父であり、現会長の定めた経営理念、経営方針、事業のやり方を変えるのに苦労される事も容易に想像できます。

 

でも、社長を引き受けられて既に6年も過ぎていると言うのに、前社長の決められた事をただ守っていく事には違和感を感じてしまいます。

 

社長を引き受けると言う事は、社長としての責任を担うと言う事であり、相応の覚悟がなければダメだと思うからです。

 

経営理念に関しても、自分なりに深く、深く熟考して、この会社の存在意義は何なのか?

 

この会社が事業を通じて真に求める事は何なのか?

 

会社を通じて体現したい事は何なのか?

 

などを決めなくてはいけないと思います。

 

その経営者としての覚悟が見受けられない発表原稿だったので、僕の中に落ちてこなかったんだと感じています。

 

2代目社長、3代目社長は、きっと子供の頃から何となく自分が跡継ぎになるんだって感じながら生きてきていると思います。

 

また、僕みたいな創業社長は自分がやりたい事を事業としているので、創業するまでに十分な覚悟を持って会社を作っています。

 

しかし、娘婿が義父の会社の社長を引き受けると言うのはかなり違いますよね?

 

そこは僕たちが想像できない様な葛藤もあったのかも知れませんし、現に色んな悩みもあるのかも知れません。

 

ただ、会社には従業員がおられ、その方たちの生活を守る責任が社長にはあります。

 

従業員の雇用を守る、取引先、顧客にご迷惑を掛けない為にも、会社は右肩上がりの成長を続ける責任があると考えています。

 

それこそが経営者として、一番大切にしなければいけない事ではないでしょうか?

 

どう言った経緯で社長になったかなど一切関係なく、社長としての役割を責任を果たす事だけを考えるべきですよね?

 

今回選定した塾講話にはその事が多く語られていました。

 

経営理念を自分のものとして体得する

 

経営者自身が成長しなければ部下の尊敬は得られない

 

等々

 

僕の好きな塾長のお言葉に

 

「私が経営者としてきた事は理念を高め続ける日々でした」

 

と言うものがあります。

 

自分自身の心が高まった分しか会社は良くならない

 

それはつまり、自身の心が高まる事で、自社の経営理念が高次化し、会社がより良くなると言う教えだと受け止めています。

 

我が経営を振り返り、反省すべきは反省しなければいけないのでしょうが、頭で考えるのではなく、心を高める事が一番大切な事なんだと思います。

 

そう言えば

 

「心を高め、経営を伸ばす」

 

と言う塾長のお言葉もありました。

 

自分の心、魂がどれだけ浄化され、高まったのか?

 

自分はまだまだですが、これから先もしっかりとこの塾長の言葉を忘れずにやっていこうと思っています。

 

ホントまだまだですが…