最近のボロ物件投資について | 建築士大家の収益不動産お悩み解決所 

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ども!
建築士大家 藤田です。

大家仲間では最近いい物件ないよね、買うより売り時だからしょうがないよねなんて話ばかりですが、一部では盛んにボロ物件投資が流行っているようです。

特に戸建て物件の廃墟みたいな物件を買ってきて、DIYリノベをして貸し出すパターンが多いようです。
建築にかかわるものとしてうかなぁ?と思うことを書かれている方が多いので、ちょっとと思います。

今まで中古戸建て住宅に本業の建築・不動産屋さんが手を出さなかったのは、瑕疵問題のリスクが高いからです。
気が付いてなかったのではなく事業として成り立ちづらかったという部分なので、ブルーオーシャン市場なわけではないと私は思います。
プロが手を出さない所に素人が首を突っ込んでいる自覚がある方がどれくらいいるのか疑問です。

大家業をやるときのコスト削減で自分で出来る些細な事はDIYというのは大賛成なのですが、基礎の一部を破壊して作り直すとか、間取り変更どころか店舗を居住用にするという用途変更などとか諸々行う中で、どう見ても建築基準法違反な事を平然と書いてらっしゃる方もおられます。

本人的には”ここまで出来るんだぜぇ”なのかもしれませんが、それ違法ですから~!

法令違反はまだしも(オイ!)本当に人からお金をもらって住んでもらう部屋を作るのにそれでいいの?っていうものもちらほら・・・・。
耐震性とかの安全性は度外視でいいの~
所有者責任を追及されちゃいますよ~

よく、自分でやったら思ったより簡単に出来て、幾らで出来たのでプロに頼むよりお得だったとかのお話が有りますが、その工事で本人の人工代まで算出して無かったり、その工事を行うために工具などを買ったりして、結局高いものについたのではないかと推測できるブログも多いです。
ましてや、ケガなんかしたら目も当てられません
(私、過去に電動のこぎりで指の先を削ったことがありますが・・・何か?)

何もかも自分でやると、貸し出せるまでの時間が長くかかりますし、仕上がりもプロにはかなわない何だかチグハグなお部屋が出来ているのをよく見ます。

ボロ物件をリノベするなら、基本的な骨格や電気、ガス、水道などの設備関係はプロにお任せした方が、最終的にお得なような気は昔からします。

事業として借りてもらえる予定家賃から換算した予算組をしっかりして、この予算と期日でどこまで出来るか?
バランスをプロと相談したうえで、自分でできる部分をしっかりやるほうが効率が良いと思います。
当然、プロからのアドバイスももらえますしね!

では