自分が一番腹立たしいと思うのは、
自分が一番「ふざけんな!」と思うのは、一人の大事な人間としての価値を蔑ろにされたとき。
自分の大事な価値を下げた扱いをされること。
それは間違っても自分を高く見積もってるわけじゃない。
自分を犠牲にしてでも、
何かのために尽力し、
人に傷つき、何度も人生を諦めなら、生活に困りながら、ズタズタな目に遭いながらも、
自分の中の正義を必死に信じて生きてきた。
人は、自分がそんな苦い経験をしてるから、人の努力をリスペクト出来る。
たとえその人がミスをしても、
その人が日頃からどれだけ必死に頑張っているかを知ってるから、その人を頭ごなしにはぜったいに貶さない。
それが相手をリスペクトするということ。たとえミスをしても、その、あなたの、日頃からの涙ぐましい努力があるから、
その人に対し、価値を下げた扱いをしないのだ。
だが人間はミスを嫌う生き物。
特にプライドの高い人間は、人のミスが許せない。
その真相は、人のミスが許せないのではなく、自分の評価まで下がるの゙が嫌なだけなのだ。
だから、自分と関わる人がミスをすると、その人を非難し、その人の価値を下げる言動をする。しかも始末が悪いのは、自分のミスは認めようとしない。
本当にプライドがあるなら、
人のミスに対し正しいジャッジが出来るはず。その正しさが人を見る目。
その人が日頃どんな思いで仕事なり対人なり向き合っているか?
そこを見抜けることがその人の価値をリスペクトすることだと思うし、
プライドとは、どれだけ自分の価値を上げるか?ではなく、
どれだけ人の価値をリスペクト出来るかだと思う。
自分が思うようにいかないから、自分が損をするから、自分がしんどい目に遭ってるから、だからといって、
自分を犠牲にしてまで頑張ってる人を鼻から非難したり蔑ろにしていいわけがない。
自分が価値を下げられて腹が立つなら、
自分のために犠牲を払ってでも尽くしてる人をもっと大事にすることが、自分の価値を下げられない一番の方法だと思う。
だから、自分の価値は自分が一番大事にしていいし、
人から蔑ろにされる悔しさを知るから人を簡単に蔑ろにしないし、一度リスペクトしたその人の価値は失わない。
それは、自分がそうだから。