さて、続きです。
次は御三家最後の砦の武蔵です。
御三家ネタも最後です。
【武蔵】(練馬区豊玉上)
・もともと旧制7年制高校であり、出自だけで言えば、御三家一番のエリートです
在籍者は帝国大学への進学を保証されたため、旧制高等学校は戦前の日本社会ではエリート層の揺籃の場として認識され、当時の社会制度の根底を支える役割も果たしたとか、或いは、果たさなかったとか。
(途中までWikipediaから抜粋)
・開成より自由な雰囲気。また麻布とも方向性が違うオタクのような自由さがありそう。
・開成のような体育会系のノリはない。・制服がない。標準服の学ラン(開成と同じ黒ボタン)があるらしいが、普段は着ない。
・学生街だが、大都会でも下町でもなく田舎でもない「普通の」東京の街にある。
・鉄緑会の指定校ではない。
以前は桐朋やその他と同様に指定校でしたが、いつの間に外されています
大学生から見た中高生は「天才児」のよう。一方、中高生から見たら大学生は…
・校内にヤギを飼っている。
・大学受験に不要な第二外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国朝鮮語)の授業がある。
恐らく、旧制高校の名残で当時は卒業したら帝大への進学がほぼ保証されていたので、予科的な意味合いで設けていて、その名残かと勝手に推測しています。
なお、早大学院や慶應も第二外国語必須です。
(早大学院はドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語)
(慶應はドイツ語・フランス語・中国語)
ただ、こちらは完全附属なので分かりますが、武蔵のように進学校で第二外国語をやるとは驚きです
教養としてはいいのでしょうけど、
「その時間を英語の勉強に充てたらどないやねん」……と悪魔のささやきがきそうです。
・特筆する凄まじい入学率
今年2022年の入試においては、合格者178名に対し、入学者176名で、なんと入学率98.8%
御三家ダントツトップの開成でさえ、合格者416名に対し、入学者305名で73.3%なのでその入学率の凄さがわかります。
補欠合格がほとんど出ないです。大手総合商社のように採用人数しか内定を出さないようなインパクトです。
噂では、武蔵は昔から根強いファンがいるとかいないとかです。ま、主に西武沿線でしょうかね。
それに、武蔵だと筑駒や聖光学院との併願も少ないため、ある種の空白地域になっているのかもしれません。
・クイズも強いぞ。
今年は、高校生クイズに開成と早稲田が出場しましたが、何年か前は武蔵も出場していました。
しかし、完全中高一貫校で高校の偏差値がないためか、武蔵の偏差値が低いのような。
偏差値72の宇都宮高校(通称「ウタカ」)
偏差値69の佐賀西高校
偏差値64の武蔵高校
と並んでいるとそんな感じが…。
ま、宇高も佐賀西も県のトップ高なので、凄いのでしょうけど。
・文化祭の印象は、ガッカリしましたが、実際に見れて良かったです。あのままだと盲目的に武蔵を目指してしまいそうでした
そのときの様子はこちら
こちら(続き)