『ローカルプロレスラー図鑑2017』を読んで“かな”の役割を学ぼう | KEN筆.txt

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BGM:渡辺真知子『いちどだけ冒険者』

 

22日、たこ焼きマシンさんより『ローカルプロレスラー図鑑2017』が届く。これまでは図鑑そのものにこだわったため読み物のページはとらずに来たが今回、自分の方からお願いして1ページ割いてもらい寄稿させていただいた。

 

 

2015年から校正協力という形で携わらせていただき、地方プロレス団体の存在意義のようなものを考えてきた。その中で、文章講座でも生徒たちに教えている“かな”の役割について通じるものがあると思った。加えて、テッド・タナベさんの姿を図鑑に収めたいという気持ちもあった。

 

 

日本初の地方発信団体・みちのくプロレスから現在のローカル団体まで踏襲されていることを含めて書いたので、ご一読いただきたい。支援者の皆様への頒布は終わっているが、一般頒布もおこなわれています。

 

この日は日中よりニコニコプロレスチャンネルで25日放送分の全日本プロレス2・19甲府大会の実況を前録り。通常は配信時に入れるが、スケジュールの都合でたまにこういうケースがあり、その場合はコメントが見られぬ状態で実況とコメンタリーをおこなう。

 

考えてみればこの日、ジュニアリーグ公式戦で青木篤志と対戦した石井慧介は、DDT後楽園大会でこたつとアイアンマンヘビーメタル級3WAYマッチをおこなったあと移動し、もう1試合やったことになる。こたつから王道までと幅広すぎだ。

 

その後、新宿FACEに移動しWRESTLE-1を取材。22時からの「ニコプロ一週間」速報用に写真撮影も兼ねる。UWA世界6人タッグ王座決定戦では、生え抜きの藤村康平が新王者組に。勝負を決めたのは稲葉大樹だったが、極反り卍固めを決める間、しっかりと救出に入るのをカットしていた。

 

 

プロレス総合学院生たちがどんどんデビューする中、練習生として1年以上も下積みを重ねデビューにこぎ着けながら、その後も苦難が続いた藤村。一時は心が折れて実家に帰りながら、プロレスへの情熱を断ち切り難く戻ってきて臨んだタイトル戦だった。

 

 

そのへんの葛藤と、プロレスリングACE勢に対する本心は3・20後楽園大会より発売されるニューパンフレットに掲載されるのでお楽しみに。メインでは土肥孝司と村瀬広樹が新設されたWRESTLE-1リザルトチャンピオンシップ初代王者決定トーナメント決勝戦で激突。新宿FACEの規模であっても、これまでメインを務めてきた者ではなく若い2人が東京の大会のメインをシングルで任されたのは意義がある。

 

 

そこはかつて、2人が所属したWrestling New Classicがよく開催していた会場でもあった。結果、いつも以上にやる気が伝わってきた村瀬を土肥が退けて初代王者に。今のところ、ベルトのカラーもタイトルの存在意義自体も確立されていないが、だからこそ土肥はそこに価値をつけるべくやっていくと宣言。これも次回パンフレットで語っているので必読である。

 

 

大会終了時間は21時45分。あと15分では到底ニコイチに間に合わない。新宿からいくよりも新宿三丁目の方が近いと判断、自転車をぶっ飛ばして移動し都営線に乗って市ヶ谷に乗り換え修羅の国へ到着したのは22時20分。気まずいことに、この日は週刊プロレス・湯沢直哉新編集長が初出演。案のじょう、遅れていったことに対し「それが俺に対する態度ですか。わかりました」と突っ込まれるも、不屈の闘志でついさっき終わったW-1新宿大会を速報する。

 

そんなこんなでこの日も慌ただしい一日でありました。

 

【関連リンク】スーパーたこ焼きマシン.com(一般頒布に関する最新情報を掲載)