BGM:ハヤブサ『NEXT STAGE』
今では年に数えるほどしか更新しなくなった当ブログですが、2018年より毎年5月4日という節目の日には髙山善廣選手が刻んだ歩数を書くようにしています。そうすることで帝王がとてつもないロングバウトを闘っていることと、一歩ずつ着実に前へ進んでいることを感じ取っていただくためです。
あれ以来、5月4日という日が自分自身の誕生日や何かの記念日的なもの以上に深く刻み込まれた一日となりました。そして本日より、プロレスラー・髙山善廣の強敵との闘いは丸9年が経ち、10年目に入ります。この間、医学の常識さえも超えた姿を、公式YouTubeを通じて見せられるまでになりました。
いつも書いていることですが、自身の闘う姿を通じ見る者へ何かを伝え、訴えかけ、前向きな姿勢を与えるのがプロレスラーであるならば、髙山善廣はどこをどう切っても現役のプレイヤーです。リングに上がらずとも、これほど多くの人々の感情を揺さぶっているのですから。
この9年間、我々はリングへの帰還を待つとともに、そんな帝王の姿を見続けることで力を与えられてきました。そしてそれは、かかわるプロレスラーたちも同じなのだということを、一昨年より復活した「TAKAYAMANIA EMPIRE」で実感できます。
帝王がスペシャル解説を務めたメインイベントのタッグマッチ(鈴木みのる&丸藤正道vsKENTA&柴田勝頼)における4人の尋常ではないほどの熱量。毎回特別な空間となるEMPIREですが、そこに髙山選手の目があったことで明らかに過去3度とは違う意識が存在していました。
盟友の鈴木選手だけでなく、今現在の帝王の姿はあれから9年が経った今も有形・無形の影響をプロレス界に与えているのだと思いました。そんな中、4月5日に一人の男がリングを去りました。DDTプロレスリングの樋口和貞選手です。
樋口選手は帝王がDDTへレギュラー参戦したのを機に、ヘビー級の闘い方を学んだプロレスラーでした。あの日、勝俣瞬馬選手も含めたトリオを結成しており、現時点における髙山善廣最後のタッグパートナーです。
それだけに帝王への思いは強く、募金活動も率先して呼びかける姿がありました。そんな樋口選手が首のケガにより引退を決意したあと、髙山選手のもとへ報告しにいった時の話は、こちらにありますのでまだ読まれていない方はご一読いただきたく思います。
その中で樋口選手は「最後、握手してくださいって手を握ったら、グッと力を入れたのが伝わってきて、ちょっと動いたんです。すげえ!って思って。それもあってなんでしょうけど、帰りに街を歩いている時に『やめたくねえなあ…』って。引退することに対し納得して、仕方がないことだと理解している人間にそう思わせるほどの力が、髙山さんの手にはあったんでしょうね」と語りました。人の手を握る力によって、帝王は“DDTの強さの象徴”と呼ばれた男の心を大きく揺さぶったのです。
同時に樋口選手の言葉からは、そこまで回復しているという事実が伝わってきました。こうした断片的な出来事の一つひとつも、髙山善廣が1ミリずつ前に進んでいる証左となっています。
▲4月5日に後楽園ホールでおこなわれた引退セレモニーのラストメッセージでも樋口は、WRESTLE UNIVERSEのカメラに向かって「髙山さん、高梨(将弘)さん(同じく現在欠場中)、みんな待ってますからね。自分も待ってます」と呼びかけた
自身の欠場中以外は毎回のEMPIREに出場していた樋口選手ですが、今年も開催されたとしてもその姿は見られません。でも、リングを離れたところから髙山選手にエールを送るのでしょう。なぜなら帝王から直接言われた通り、これからも「仲間」であることに変わりはないからです。
私個人も昨年のEMPIREでは、ニコニコプロレスチャンネル「ニコプロ一週間」で毎週組んでいた帝王とのタッグを実況・解説という形で味わうことができました。なんのリハーサル、打ち合わせもやらなかったのに、8年4ヵ月間のブランクがまったく感じられぬ呼吸と間合い、そしてグルーヴ感…嬉しさよりも先に「さすが髙山さん!」と唸らされたものでした。
▲写真提供:カクトウログ
そうやって、心を揺さぶられるたびに思うのです。「ああ、本当に髙山さんからもらってばかりだな」と。昨年は『髙山善廣評伝 ノーフィアー』を上梓することで、ほんの少しだけ返せた気はしましたが、この9年間でいただいたものを思えばまだまだ及びません。
今でも通常は当ブログのトップにおいてある「髙山善廣さんへの思いを持ち続けること」のエントリーで書いた「心へ芽生えた自分を突き動かす"動機"に対し、正直になってください」は、自分自身に対しても常に呼びかけていることです。私は、共通の動機を抱いた皆さんとともにプロレスラー・髙山善廣の姿を見届けていきたく思っています。10年目の闘いに入ったプロレス界の帝王の変わらぬ支援を、心よりお願い申し上げます。
【髙山善廣選手の支援を心よりお願い申し上げます】
プロレスラーの髙山善廣選手が2017年5月4日のDDT豊中大会試合中に負傷し、頸髄完全損傷という診断を受け現在も厳しいリハビリ、ケガと闘っております。そんな髙山選手を応援する「TAKAYAMANIA」が同年9月に起ち上げられ、各プロレス団体協力のもと試合会場にて募金箱の設置、応援グッズ販売、支援イベントなどがおこなわれております。活動状況は髙山選手の公式ブログにて随時更新されています。皆様からご協力いただきました支援金は、髙山選手の治療費等に充てられます
〔銀行振込〕
★三菱UFJ銀行代々木上原支店
店番号:137
口座番号:普通預金 0240842
口座名義:TAKAYAMANIA タカヤマニア
★みずほ銀行渋谷中央支店
店番号:162
口座番号:普通預金 1842545
口座名義:TAKAYAMANIA タカヤマニア
★三井住友銀行渋谷支店
店番号:654
口座番号:普通預金 9487127
口座名義:TAKAYAMANIA タカヤマニア 代表・髙山奈津子
※通帳は髙山選手の奥様がお持ちになられています
〔クレジットカード〕
https://secure.koetodoke.jp/form.php?to=13
〔TAKAYAMANIAお問い合わせ〕
takayamania.staff@gmail.com
〔書名〕髙山善廣評伝 ノーフィアー
〔発行〕ワニブックス
〔価格〕単行本四六版432ページ/2500円+税
〔発売開始日〕3月15日(土)
〔予約〕Amazon 楽天ブックス
〔電子書籍〕Kindle 楽天Kobo BOOK☆WALKER
まえがき すべてのTAKAYAMANIAの皆様に――自分を突き動かす“動機”に対し、正直になった結果、生まれた一冊
第1章 帝王紀元前
第2章 UWFインターナショナル
第3章 全日本プロレス
第4章 プロレスリング・ノアからPRIDEに進出
第5章 プロレス界の帝王として
第6章 TAKAYAMANIA
あとがき 「言葉にした瞬間、物事が陳腐になる」それでも恐れずに書くことで、語り継がれる
エンドロール それぞれのノーフィアー
〔内容〕“プロレス界の帝王”の偉大なる足跡にレスラー、家族、関係者の証言から迫る【取材協力者】石原真/今田健一朗/大森隆男/金澤克彦/金子健/金原弘光/川田利明/小橋建太/佐久間一彦/佐々木健介/鈴木みのる/髙木三四郎/髙山奈津子/男色ディーノ/296/宮戸優光/和田良覚(五十音順)その他、多数のゆかりある人々の証言を掲載
※本書の売り上げの一部はTAKAYAMANIAに寄付されます。ご購入いただくこと、周知していただくことが髙山選手の支援となります。よろしくお願いします
〔Audible版〕ナレーター:中川典。11時間51分/3500円 Amazon Audible
〔著者インタビュー〕
ダ・ヴィンチWeb “プロレス界の帝王”がリングを降りた日から8年――試合で重傷、リハビリの日々を過ごす髙山善廣を物語に刻む『NO FEAR』誕生秘話
ウェブマガジンVITUP! あの事故から8年…“帝王”たる所以を知る一冊「髙山善廣評伝 NO FEAR」著者に聞く
「髙山善廣評伝 NO FEAR」著者が語る“プロレス界の帝王”の人を惹きつける絶大なパワー
カクトウログ ノシ歩いたはずなのに信用を得た男 髙山善廣評伝著者インタビュー前編
曲別DL時代にアルバムを聞く意味 髙山善廣評伝著者インタビュー後編




















































