「ご朱印」16枚目
「秩父34観音霊場」第8番札所:清泰山 西善寺
参拝日:平成16年(2004年)8月6日
開創は文暦元年(1234年)。現在は臨済宗南禅寺派に属する禅宗の寺だが、以前は浄土系または天台系の念仏の寺だったようである。
御詠歌や縁起に見られるように観音霊場でありながら直接本仏・阿弥陀如来による救いを説いていることから、古より西善寺は阿弥陀三尊の信仰を説き、多くの信者を集めていたことがうかがえる。
本堂には阿弥陀三尊像が安置され、阿弥陀如来を中央に左に観世音菩薩、右に勢至大菩薩が配されている。三尊仏いずれも前屈みの立像で、参詣者をやさしく極楽の浄土に迎えてくれるよう感じられる。
第8番:清泰山 西善寺(さいぜんじ)
宗派:臨済宗南禅寺派
本尊:十一面観世音菩薩
住所:埼玉県秩父郡横瀬町横瀬598 電話:0494-23-3413
御詠歌:ただたのめ まことの時は 西善寺 きたりむかへん 弥陀の三尊
(秩父三十三観音霊場連合会 公式サイトHPより引用)
雑感:山門をくぐると、本堂前庭に聳え立つモミジの巨木に驚かされる。樹齢およそ600年、幹囲り2.9m、樹高9mのコミネモミジで埼玉県指定天然記念物になっている。