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継体天皇と足羽神社


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --しだれ桜と足羽神社

 快晴の大阪から一転、ふるさと福井は吹雪の中にあります。本日は大阪から帰ったその足で、福井県福井市は足羽山の足羽神社 に参拝しました。越前祖神の鎮座します足羽神社は越前最古の神社であり、福井を語る上では欠かすことは出来ません。


 上の画像は手前が市指定天然記念物しだれ桜と、その奥に見える本殿です。樹齢360年を超える“足羽さんのしだれ桜”は、春には見事な花を咲かせます。


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --足羽神社


 こちらが本殿です。御祭神は第26代継体天皇であります。継体天皇は現在の皇室が正確に系図を遡ることができる最古の天皇でありますが、その御出自が福井であることはあまり知られていません。


 第15代応神天皇の皇孫であらせられる彦主人王(ひこうしのきみ)を御父に、そして越前国坂中井(現在の福井県坂井市)の振姫(ふりひめ)を御母にお生まれになられた男大迹王(おおとのみこ、後の継体天皇)は、幼少期に御父を亡くされ、御母に従い越前国でお育ちになられたことが「日本書紀」に記されています。


 その後、男大迹王は広大な沼地であった越前国の大治水事業を始められ、まずその初めに朝廷に祀られている大宮地之霊(おおみやどころのみたま)を足羽山に勧請し、諸事の安全を御祈願されました。それが足羽神社の起源とされており、今から1500年もの昔の話になります。


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --継体天皇像


 足羽山の山頂に君臨する継体天皇の石像です。


 足羽川、日野川、九頭竜川を造られた男大迹王は、三大河川を三国において収斂せしめ、海へと導きました。それにより広大な湿地帯は肥沃な越前平野と生まれ変わったのです。


 その後、お世継ぎのいなかった第25代武烈天皇が崩御されると、男大迹王が第26代継体天皇として御即位されることになります。慣れ親しんだ越前国を離れるにあたり、男大迹王は『永く此の国の守神に成らん』として御生霊を足羽神社にお鎮めになられたのです。──


 今なお足羽山の山頂から越前平野を見守る継体天皇。──本年6月には第60回全国植樹祭 が福井で開かれ、継体天皇から99代の御皇孫であらせられます今上の天皇陛下も御来福されます。およそ2700年・・・世界最古最長の歴史を有する我が国の皇統を全世界に誇ると共に、そのお一人が郷土から出でたことを福井人として嬉しく思います。