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羽二重餅


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --羽二重餅


 ゴールデンウイークも終わり、ふるさと福井から無事に帰宅しました。今回のお土産は福井銘菓・羽二重餅であります。当の羽二重餅を語るに及んでは、まずは福井の地場産業についてお話しせねばなりません。


 福井県の地場産業の一つに繊維産業が挙げられます。その歴史は日本最古と云われており、「続日本書紀」によれば奈良時代──和銅5年(712年)に元明天皇から越前など20ヶ国に綾錦絹織物の生産が命ぜられたと記されております。


 また戦国時代には越前国を治めた朝倉氏が足利将軍家に越前絹織物を献上した旨が、江戸時代には福井藩主・結城秀康が「奉書紬」を徳川将軍家に献上した旨が記録に残されております。


 そして明治時代には海外輸出を視野に入れた“羽二重織物”の生産が本格化、大正時代には日本の絹織物輸出量の実に6割を福井県産が担うなど、日本を代表する絹織物生産地となったのです。


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --羽二重餅の古里

 前置きが長くなりましたが、その羽二重織物──絹の優雅な光沢と肌触りを和菓子に追求したものが、表題の羽二重餅なのであります。


 300年の歴史を持つこの銘菓は、蒸し上げた餅粉をベースに砂糖と水飴で丹念に練り上げられており、舌の上に乗せればとろけるような繊細な食感に頬が落ちること請け合いです。以前訪れた羽二重餅の古里 の看板には、“伊勢の赤福、福井の羽二重餅、京都の八ッ橋”を以て日本三大名菓と記されておりました。


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --羽二重餅


 原材料:米・砂糖・水飴、添加物不使用の非常にシンプルな食べ物ではありますが、最近では苺味やチョコ味など若者向けの新製品も開発されてきています。ちなみに私が一番好きなのは、きなこの羽二重餅。わらび餅と云うよりは山梨銘菓・信玄餅に似た、お茶請けには最高の一品です。