熱田神宮
昨日の記事
で宣言した通り、尾張名古屋に馳せ参じた私はまず開門と同時に熱田神宮
を訪れました。早朝の澄み渡った清浄なる空気が神域を満たし、朝一番の参拝客を清々しく迎えてくれます。
熱田神宮は三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御神体としてお祀りする神社であり、その創始は今を遡ること1900年前、第12代景行天皇の御代と伝わります。延喜式名神大社・勅祭社に列せられる国家鎮護の神宮であり、伊勢神宮 に次ぐ格別の神社として人々の崇敬を集めております。
主祭神に熱田大神、相殿に御神体・草薙神剣を八岐大蛇(やまたのおろち)の胴体から取り出した素盞鳴尊(すさのおのみこと)、そして東征の際に草薙神剣を携えた日本武尊(やまとたけるのみこと)、そのお妃である宮簀媛命(みやすひめのみこと)、その兄であり日本武尊に仕えた建稲種命(たけいなだねのみこと)をお祀りしております。
緑深き6万坪の境内には多くの鶏が放し飼いにされており、飛来する鳩と戯れに興じておりました。因みに上の画像の奥に見えますのが御神木である樹齢1000年を超える楠です。弘法大師お手植えと伝わるこの巨木、その根元には神の使いである蛇が棲み着いており、生卵が供えられていました。
長い参道を経ていよいよ本宮を参拝と思いきや、なんと拝殿は悉く白テントに覆われ、その御姿を拝することは出来ませんでした。
実は現在熱田神宮では、創祀千九百年記念造営 として平成19年秋より本宮の改修工事を行っているのです。総事業費35億円を掛けた大改築は本年秋の竣功を目指して目下進行中であり、その様子はご造営日誌 に記されております。
工事を知らぬままやって来てしまった私は、正直なところ落胆を隠せませんでした。しかし熱田神宮側のご配慮により、工事期間中の参拝客には特別参拝が許されていました。それこそが「御垣内参拝」であります。
御垣内参拝とは文字通り、拝殿の更に奥に鎮座します本殿の垣根の内側にて執り行う特別な参拝方式であり、通常は神職あるいは奉納金を納め記帳した者だけがそれを許されるわけですが、この期間中は誰もが御垣内に立ち入ることが出来るのですから幸運と云うほかありません。
荘厳なる本殿に進み出で、心清らかに二礼二拍手一礼を行いました。
最後にご紹介します上の画像は、熱田神宮の「白鳥吉報守」であります。
御神体・草薙神剣をお妃である宮簀媛命に預けたまま死出の戦に向かった日本武尊ですが、遠方に死してもその魂は美しい白鳥となって妃の元へ戻って来たという伝説が「古事記」に記されております。奇しくも我が監督作「SWAN LAKE」 は、その伝説より着想を得た短編映画でありました。
【短編映画「SWAN LAKE」予告編】
桶狭間出陣直前に信長公と共に必勝を祈願した我が先祖・柴田勝家。そして白鳥となって最愛の妃の元へ帰った日本武尊の伝説。・・・私にとって本日の参拝はもはや運命に導かれたとしか言い様がありません。
信長公は桶狭間での劇的な大勝の帰途に再度この熱田神宮に参拝し、神馬と「信長塀」を奉納されたと云われています。私も今回の名古屋入りの本命が果たされた折には今一度取って返し、神の御加護に感謝したいと思います。



