国境のトンネルを抜けると春だった。
川端康成ならこう書くだろうか。
前日までの寒さがまるでウソのような暖かい3月の末日。
老人の気まぐれのような昨今の天候は、地球も老齢化してしまったと言うことなのでしょうか。
待ち遠しかった春。
昭和もほぼ終わりに近づいていた頃、札幌に転勤になりました。
異動日は2月初旬で寒気真っ只中。
3月になっても、やっぱりここは極寒地だなぁと思っていた矢先に聞こえて来た地元住民の声。
「春になったな」
え??何それ??
春??え?え?春ってどこが??周りはまだ銀世界なのに??
あれから40年近い歳月が流れてしまいました。
今。
ホラ、見上げると小っちゃい春が咲いていますよ。
風、空気、陽光、積雪の面、そして自分の肌。
雪国の人はそういうものから春を感じ取っていたと言うことが分かったのは、翌年の3月でした。
<ココは美っちゃんがちょい休憩したベンチ>
春を待ちわびてると、敏感に春が来たことを感じられるのでしょうね。
土筆、花大根、レンギョウ、ムラサキケマン、シャガ、そして一輪のサクラ。
待ち遠しかった季節がやって来ました。
老人は散歩することが社会貢献です。維持する健康が貢献なのであって、意地を張ることは社会にとっては喜ばしいものではありません。
おとなしく老害にならぬよう、ある時は一生懸命に、疲れたらゆっくりと歩きましょう。
相変わらず今年も、高校の同級会と、会社務めの頃の仲間たちとの会合を企画しています。
めんどくさいのではありますが、少しはこういうことをしないと、ボケが早まってしまうからやっているのです。
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