さっき、外出した時、東洋人風の若い男性2人が僕の前を歩いていたが、日本人とは思わなかった。
その後、僕がうさぎを見に行ったら、彼らも見に来て、”かわいい”とか日本語が聞こえてきた。
日本人旅行者でも、旅慣れた人って、日本人オーラがない人も結構ある。
世界遺産の旧市街を見ている人は大抵いかにも観光客だけど、それ以外の部分も、普通の街の部分も見ようとするのが、バックパッカーだ。
別にバッグを背負っていなくても、バックパッカーだ。
僕も日本人オーラが全くないパッカーだ。
昔、20代の時、バンコクの空港に座っていたら、近くにいた若い母親と小児がいたのだが、その子が、僕の方を見て、”汚いね”と母親に言った。
母親は何も言わず、その子がそれ以上何か言うのを制した様子だった。
母親は僕が日本人ということがわかったのかなあ。
因みにその時は、フィリピンで半月ほど放浪したあとで、かなり汚かったのは事実である。
フィリピンで熱い中さまよっている時、民家があったので、そこにいた女の子に、”水をくれ”といって、コップに水をもらって飲んだ。
僕が若い時って、おもしろい。インドで泊まるところがなくて、誰かの家に泊めてもらったり、順応度、溶け込み度が半端ない。
今もそれはある程度受け継いでいるが。
だって、この国にこんなにいるって、普通の日本人の感覚じゃないわ。