角界と将棋界 | ヨーロッパの片隅で

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大相撲の世界と将棋界というのは、どちらも日本に昔からある数少ないプロ競技の世界であり、共通点も多い。


今回はその序列について書いてみたいと思う。


大相撲では関取と言われるのは、十両からで、十両から真のプロ選手と言っていいだろう。


十両以下の力士も給料をもらっているのだろうが、力士として一人前であると認められるのは十両からです。


将棋界で相撲の十両に相当するランクが四段です。四段昇段をもって、プロ棋士と認められ、将棋連盟からも給料が与えられます。


三段までは奨励会と言われるところに試合をします。給料はないので指導料や連盟の手伝いのバイト代などでしのいでいるようです。


そして、相撲では、前頭、三役(小結、関脇)、大関、横綱となります。


将棋の場合は、C級(C1,C2) B級(B1,B2)、A級、名人となります。


段位は、下から、4,5,6,7,8(A級)、名人となります。


それぞれのクラスで一年間かけてリーグ戦を行い、上位2名ほどが上のクラスに昇進します。


A級の優勝者は名人と7番勝負を行い。勝てば名人、負ければA級1位の地位でその年を戦います。


将棋界のA級が相撲界の三役以上に相当すると思います。


将棋でA級棋士、相撲で三役と言えば、一般的には一流の競技者として認められると思います。


将棋ではA級に上がれば、8段になるわけですが、その後、A級から陥落しても、段位が落ちることはありません。


一度8段、あるいはその他の段になれば、上がることはあっても下がることはありません。しかし、リーグのクラスは下がります。


これは、相撲で負ければ順位が落ちるが、一度、関脇になり、小結なりになれば、引退すれば、元小結~の・・・親方と呼ばれるのと似ています。


相撲界で特権階級である大関以上について考えて見ます。


大関は一回負け越しても、次回勝ち越せば、地位が落ちないという特権をもっています。


将棋界でそれに相応する制度はちょっと分かりませんが、名人を奪われた翌年は、前名人というタイトルで呼ばれということがあります。


将棋には名人のほかにも6つ棋戦があり、それらに優勝すると、それぞれ~王将、とか~竜王とかとタイトルで呼ばれ、段位では呼ばれません。


一度名人になるとその人の段位は九段ですが、段位で呼ばれず、ずっとタイトル名で呼称で呼ばれるのが超一流の証しです。


羽生は、ここ20年ぐらい常にタイトルを持っているので、実際は最高位の9段だが、羽生九段と呼ばれることはありません。常に羽生王将とか羽生名人とかと呼ばれます。


さて、それでは、それぞれの世界の最高位について考えます。


相撲界では、20回以上優勝して、一代年寄りを授与されるのが最高ですね。


将棋では、5回(5期)名人位を獲得したら、永世名人を名乗る資格を得ます。永世名人は一般的には引退後に名乗ります。


現在まで、木村、大山、中原、谷川、森内という永世名人がいます。


羽生はどういうわけか、名人とは縁が薄く、同じ年のライバルの森内に永世名人を先に取られてしまいました。


まあ、羽生もすでに4期名人位を取っているので、永世名人を獲得するのは時間の問題ではありますが。


さて、大関は一度負け越しても陥落しないという特権はあるものの2場所連続負け越せば陥落します。


最近、そういう元大関が多いですね。


しかし、横綱は超特権階級です。横綱が陥落することはありません。しかし、横綱も人間、負け越すこともあります。まあ、横綱が2場所負け越したら、陥落じゃなくて、引退になってしまいますね。


どっちがいいのかよくわかりませんが、人それぞれでしょうね。


長くやりたい人は、わざと横綱にならないという人もいるかもしれませんね。


一方、将棋では、永世名人の資格をもった人もB級まで落ちることもあります。


中原16世名人は確かB級に落ちてまでやっていたと思います。


大山15世名人は、70歳ぐらいで死ぬまでA級にいたという化け物のような棋士です。


相撲界と将棋界の序列を考えてみました。