ゴール設定の後には
さて、ゴール設定の重要さ、SMARTゴールについて説明させて頂きました。
そして、適切なゴールを設定出来たら、既に50%はゴールを達成したようなものだ、とも書きました。
しかし、まだ、50%です。
まだ、この時点では何も成し遂げていません。
最終的に一番重要となるのは、「行動」する事です。
適切なゴールを設定し、その上で、行動する。
適切なゴールとは、この行動を促し、行動するきっかけ及び行動し続けるためのものなのです。
有名なナポレオン・ヒルの著書に、「思考は現実化する」というものがあります。
考えているだけでは、何も現実化しません。
そんな、オカルト的な事を言っている訳ではないのです。
思考する(これも行動の一環)→得たい結果の明確化→行動プラン→実際の行動
こういったサイクルによって、ゴール達成がなされるのです。
震災から1年
あの大震災から1年ですね。
私は、当時、マイケル・ボルダック「達成の科学」のセミナークルーをしていました。
場所は東京の有明でしたが、普段感じる地震とはあまりにも違う揺れで、セミナーに参加している全員が不安になるなか、マイケルが平常心をみんなが保てるようセミナーで元気づけていた事を思い出します。
そして、東京にいた誰もが同じだったと思いますが、帰りの交通手段を失い、セミナーを主催されたスピード・チェンジさんのご好意で、セミナールームに他の受講生の方々と一緒に泊めて頂いたのでした。
しかし、まだまだ寒い時期、ほとんど眠れない状態で朝を迎えたのでした。
震災後、しばらくは本当に混乱の毎日でしたね。
被災された東北の方々とは比べ物になりませんが、交通マヒ、計画停電など普段の生活にも大変な事がいろいろありました。
しかし、そういったなか、日本人の気持ちは澄んで、まとまっていたと思います。
当時、買い占めの問題も多少はありましたが、みんなが復興の事を祈り、できることをやろうと、貢献の気持ちがすごく多かったと思います。
そういった気持は、私自身も含めて1年経った今、大分薄れてきているようにも感じます。
復興とはまだまだほど遠い現実があります。
私も、当時の真摯な気持ちを忘れないよう、思いを新たにしました。
学びについて
現在、海外から同僚が日本に来て、一緒に東京近辺をあちこち移動し会議三昧の日々を送っています。
同僚は、アメリカ、香港からの来日です。
今日、夕食時にちょっとした話題になったのが、学びについてでした。
アメリカの友人が学びの4ステップについて、会社(メーカー)でも若い頃に聞かされたと言っていたのですが、我々コーチではよく話す事です。アメリカではわりと一般的だったんだなぁ、と感嘆いたしました。
さて、この学びの4ステップですが、以下の通りとなります。
これは、Conscious / Competenceのマトリックスで説明されます。
1st Step
Unconscious(意識してない) / Incompetence(無能)
2nd Step
Conscious(意識している) / Incompetence(無能)
3rd Step
Conscious(意識している) / Competence(有能)
4th Step
Unconscious(意識していない) / Competence(有能)
最初は何もわからず、何も出来ないものが、学習を重ねるにつれ、意識してるけど出来ない、気をつければ出来る、ときて、最後は何も意識しなくても出来る(よく言う、身体が覚えているみたいな感じ)、というものです。
もちろん、この方面がアメリカが進んでいるので、アメリカ人の友人がこれを知ってても何もおかしくはないのですが、普通の会話に出てくるところが面白かったので紹介させて頂きました。