前回、缶コーヒーの原料価格からみた飲料成分について書きました。
私は、個別企業やメーカーを誹謗中傷するのが目的ではありません。今の日本人が自ら考えず調べずTVを主としたマスメディアによる日本人総白痴化現象に向かっていることに危機感を抱いているのです。

さて、前回缶コーヒーの原料価格と多添加物成分を書いたように大手食品メーカーになればなるほど原価率は下がります。原価率を下げるために多くの添加物(人工化学物質)が入るのです。

確かに大手食品メーカーの製造工場に行けばHACCP(ハサップ)と言う厚生労働省が決めた厳しい認証を受けた工場があります。
しかし、そのHACCP(ハサップ)とは、製造工程の衛生管理基準です。その目的は清潔にして雑菌など繁殖を防ぎ衛生的にしなさいという基準です。
当たり前のことですがHACCP(ハサップ)認定だからと言って、厚生労働省は、食品メーカーの中身の材料や成分をみていません。
何度も述べますが大手食品メーカーになればなるほど製造する食品の原価率は低くなるのです。

この場合、大手食品メーカーは原料を大量に仕入れるから原価率が下がると思う方もいるでしょう。確かに中小食品メーカーと大手食品メーカーの仕入価格は大手食品メーカーの方が多少安い価格で仕入ますが、私達が思うほど仕入価格は下がりません。

逆に大手食品メーカーになればなるほどTVコマーシャルに莫大な広告宣伝費用を使います。また大手食品メーカーになればなるほど莫大な人件費や家賃や巨大設備などの費用が掛かるのです。

このように私達は、日頃目にしているTVコマーシャルや企業イメージによって消費者自らが大手食品メーカーは安全だと思い込んでいるのです。
大手食品メーカーの見学コース以外の仕込み現場を見ると私はその食品をスーパーで買うのをためらいます。

このようなことを書くと缶コーヒーも大手食品メーカーの食品も食せないではないかと言われるでしょう。
そうではなくて私は大手食品メーカーだから安全安心だと勝手に思い込むのは健康を害する要因になりかねませんよとお伝えしたいのです。

朝昼晩と1日三度食する食べ物は、私達の身体に大きな影響を与えるます。
忙しくなった、時間がないとの理由で今の日本人は便利なレトルト食品に頼りがちです。

古来から私達日本人のご先祖様は、食こそ命と健康の源と考えて地域にあった食文化を育んできました。

私達日本人は、今一度手作りの家庭料理に目を向けるべきだと思います。ただしこの場合も塩、砂糖、正油、味噌、出汁などの調味料にも関心が必要です。

大手食品メーカーだから安全安心だと思ってはいけません。

最後までお読み頂きありがとうございました。



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