あまり言われない北斎の側面 | ケネディスタンプクラブ日記

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四谷駅前のケネディスタンプクラブの日記です
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新しいデザインの紙幣が今月登場しました。

肖像が使われている3名に関しては様々なメディアが伝えておりますので、千円札の裏面に採用された葛飾北斎の話をします。

 

 

千円札の裏面に描かれているのは、世界的に知られた葛飾北斎の描く、富士を包むような大波の図です。

この図の正確な名称は「冨嶽(ふがく)三十六景 神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)で、肉筆ではなく木版画になります。

 

神奈川沖は横浜市神奈川区の沖合なのですが、大波に翻弄される船は房総半島から江戸に海産物を運ぶ船らしく、富士が見える木更津あたりの光景ではないか、との説もあります。

 

国際文通週間 神奈川沖浪裏 40円切手シート | 切手,国際文通週間 | 趣味の中古切手や紙幣・硬貨の販売と買い取り|ケネディ・スタンプ・クラブ (kennedystamp.jp)

 

ところで、紙幣に選ばれるのは日本を代表する人物や事物なので、「神奈川沖浪裏」が選ばれるのは納得するのですが、葛飾北斎という人物もある意味日本を代表する方であります。

 

つまりですね、エロマンガ家なんですよ。

「冨嶽三十六景」に代表される多色刷り木版画で、様々な春画を出しておりました。ちょっと載せられませんが検索すれば出てきますのでどうぞ。かなり有名な作品もありますのでご覧になった方もいるかと思います。

そして北斎が春画を出す際のペンネームは「紫色雁高」とか「鉄棒ぬらぬら」というとんでもない代物。

というか、北斎は生涯56回も引越ししましたが、ペンネームも30以上変えてます。「画狂老人卍翁筆」とか「八十七老卍筆」とか、その歳で中二病かいというものまで。

いや確かに、日本を代表するエロマンガ家であります。よくぞ紙幣に採用してくださいました。ありがとう財務省。

 

平成11年 文化人 葛飾北斎・浮世絵師‐没後150年‐ 80円シート | 切手,国内戦後シート | 趣味の中古切手や紙幣・硬貨の販売と買い取り|ケネディ・スタンプ・クラブ (kennedystamp.jp)