鳥の名前

今回は、漱石と親交のあった正岡子規の名前について書きます。

慶応3年に今の愛媛県松山市に生まれた正岡子規は、同郷の友人に日露戦争における日本騎兵の父と呼ばれるの秋山好古と、連合艦隊参謀の秋山真之の兄弟がいます。そのため「坂の上の雲」にもかなり登場場面があります。

東大に入り文学に目覚めますが大学を中退。新聞記者となり日清戦争に従軍記者として活動しましたが、帰国時に結核となり血を吐き倒れる。

その後、ホトトギスを意味する「子規」の名を名乗るになるわけですが、ホトトギスという鳥はノドが赤く、血を吐いているように見えるため、自分自身を「鳴いて血を吐くホトトギス」にたとえてこの名前にしたわけです。

ちなみに、この時代の文学者で、鳥の名前を名乗った人物は、石川啄木もいます。啄木とはキツツキの意味です。

ケネディスタンプクラブ日記