ゴジラと松竹の関係

「ゴジラについて、追加です。

前回、吉岡秀隆が「ゴジラ -1.0」に出演した事について少し書いたので、今回もゴジラと松竹との関係を書いていきます。

「ゴジラ -1.0」の劇中で、あのゴジラのテーマ音楽が効果的に流れます。

伊福部昭のオリジナルのテーマ音楽を、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「永遠の0」で山崎貴監督と組んで映画音楽を担当した佐藤直紀氏がアレンジした曲です。

第1作の「ゴジラ」は1954年に公開され、それ以降このテーマ音楽は70年間変わらずゴジラと共にありました。

もはや東宝の顔と言っていいゴジラですが、このテーマ音楽のルーツが松竹映画にあるのはご存知でしょうか。

それが、1948年に公開された松竹映画「社長と女店員」です。こちらの動画をご覧になってください。音楽はもちろん伊福部昭氏。ゴジラの6年前の映画です。

「社長と女店員」の大庭秀雄監督は、1953年の松竹映画「君の名は」の監督です。この映画の特殊撮影を担当していたのが円谷英二。翌年の1954年が「ゴジラ」公開です。

「君の名は」で真知子と春樹の待ち合わせの約束の場所が銀座の数寄屋橋で、後にゴジラにより幾度も破壊される事になります。

ケネディスタンプクラブ日記