アルゼンチンに新しい大統領が誕生します。
ただ、今回は何かと破天荒な人物で、就任前から話題に、いや不安が報道されています。
彼の名はハビエル・ミレイ。「アルゼンチンのトランプ」と呼ばれている彼がどのような人物かと言いますと、1989年までサッカーチームのチャカリタ・ジュニオールでゴールキーパーをつとめていました。
ですが18歳でサッカーを辞め経済学を学びます。
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複数の大学で複数の修士号を取得したミレイは経済学者となり、20年以上に渡り教鞭をとり、50以上の論文を発表しました。
そしてアルゼンチン政府のコンサルタント、シンクタンク責任者、テレビのコメンテーターなどを経て政治家となり、政府副代表にまで上り詰め、ついに大統領選に勝利します。
これだけなら立志伝中の人となりますが、問題なのは彼の政治主張です。
政府には無駄が多いので省庁を減らす
SDGsやLGBTは無視
ペソからドルへ移行
中央銀行閉鎖
持続可能な開発目標(SDGs)国連総会採択記念 切手シート 国連発行 | 切手,その他外国切手 | 趣味の中古切手や紙幣・硬貨の販売と買い取り|ケネディ・スタンプ・クラブ (kennedystamp.jp)
なかなか過激です。
リベラルがアルゼンチンを悪くしてきたと語り、これまでの親中路線から親米路線に変更するとも主張しています。
この辺りが「アルゼンチンのトランプ」と言われる理由です。
もちろん、石油やガス、リチウムなどの資源開発への投資拡大や技術開発、知識産業の促進など、もっともな政策も多いのですが、メディアも民衆も過激な部分に反応しますし反発もしますので仕方ない部分はあります。
ともあれ、「行き過ぎたリベラルに対して民衆が反発する」というのは理解できますし、太平洋や南米に多い「腐敗した政権が中国よりになる」現象への反発もあると思います。
アルゼンチンの国名は、ラテン語での「銀」そのものです。かつては大量の銀が産出された地でしたが、いまでは貧困が蔓延しています。
2023年11月21日現座、日本語版のウィキペディアにも項目がない新大統領ハビエル・ミレイ、彼がアルゼンチンをどのように運営していくのか、しっかりと見定めましょう。面白い人物であるのは間違いないようですから。
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