夢物語かもしれませんが

今から5年前の2018年3月25日、全米各地で銃規制を求めるデモが行われました。
銃によって成り立つ国アメリカで、銃規制は夢物語ではありますが、この日ニューヨークで行われたデモ行進の中に、世界的有名人であるポール・マッカートニーの姿があり人々を驚かせました。

慌ててやってくる取材陣に対してポール・マッカートニーは

「昔、この近くで俺の親友が銃で殺された。この問題は俺にとって重要な事なんだ」

と答えました。

「殺された親友」というのは、もちろんジョン・レノンのことです。

ビートルズを解散しオノ・ヨーコとジブラルタルで挙式したジョン・レノンは、ベトナム反戦運動にのめり込みます。

しかし銃による暴力を否定していたジョン・レノンは、皮肉にも1980年12月8日にニューヨークの自宅アパート前で凶弾に斃れます。

かつて当たり前だった奴隷貿易もアヘン貿易も、今では世界的に違法とされるようになりました。

他国への一方的な武力侵攻も世界的に否定される、そんな日もくるのでしょうか。

たしかに夢物語かもしれませんが、声を上げないと先に進みません。

ジョン・レノンの有名な「イマジン」の歌詞そのままです。

　You may say I'm a dreamer
　But I'm not the only one
　I hope someday you'll join us
　And the world will live as one

　あなたは私が夢想家だと言うかもしれない
　でも、私だけじゃない
　いつの日か、あなたも私たちの仲間に加わり
　世界はひとつになる

ケネディスタンプクラブ日記