[埼玉県所沢市] 武蔵野令和神社 | コンデジ片手に出かけよう

コンデジ片手に出かけよう

私の旅の思い出を紹介します。


所沢さくらタウンに2020年に創建された武蔵野令和神社。正式名は「武蔵野坐令和神社」と言い、読み方は「むさしのにます うるわしき やまとの みやしろ」といいます。


この神社の社殿をデザインしたのは建築家・隈研吾さん。また神社の命名は元号『令和』の考案者とされる中西進さんになります。



この神社は、主祭神に東京大神宮より勧請した「天照皇大神」、および東所沢の氏神とされる本郷氷川神社より勧請した「素盞鳴尊」。そして、この二柱の祭神を「武蔵野坐令和言霊大神(むさしのにます うるわしき やまとの ことだまのおおかみ〈通称は「言霊大神」〉)」と総称しています。



祭神が女性神(天照皇大神)と男性神(素盞鳴尊)のためだと思いますが、屋根上にある千木(ちぎ)は先端が「外削ぎ (先端を地面に対して垂直に削る:男性神)」になっているものと、「内削ぎ (水平に削る:女性神)」になっていますね。


あと、祭神が2柱なので賽銭箱も2つなのかなって思いました。




社殿内の天井に描かれている天井画は一対の鳳凰で、『ファイナルファンタジー』のキャラクターデザインを担当された天野喜孝による作品。「鳳凰」はつがいであることが本当ともいわれ、また所沢さくらタウンと関係が深いKADOKAWAのになります。



神殿両脇に鎮座している狛犬は彫刻家・土屋仁応作のもので、白いニホンオオカミをイメージしたもの。これは日本武尊 (ヤマトタケル)が東征の際に窮地に陥った時にニホンオオカミが救ってくれたという日本書紀の記述になります。


訪問参拝した記念に御朱印(端午の節句バージョン)を授かってきました。



神社を訪れて気になったのは、手水舎からのせせらぎ。神社公式サイトを見ると「形代(かたしろ)流し」のためのもの。
形代とは、お祓いをする際に紙で人体の形をしたものをつくり、人間の身代わりに罪や穢(けがれ)を移して流すことで災いを除く人形です。武蔵野坐令和神社の形代はご自身で水に流すタイプのもの。そして通年お清めをすることが可能な様子です。
※通常は現代では形代は神社で焼いてくれるものですが、古来は水に流すものだったと聞いています。



あと絵馬掛けにあった複数の絵馬が気になりました。
◎疫病鎮静バージョン
新型コロナウィルスが蔓延していた時のものと思います。素盞鳴尊は疫病退散ですもんね。


◎狛犬バージョン
これは日本武尊と関連深いと思います。



◎アニメ関連バージョン
武蔵野令和神社は一般社団法人アニメツーリズム協会が決めたアニメ聖地88の一番札所。そんな関係もあるのか、限定っぽいアニメ関連の絵馬が複数ありました。
※願いを書く部分に素敵なイラストが描かれた絵馬もたくさんありましたよ。

 

 




◇武蔵野令和神社の紹介サイト◇



<武蔵野令和神社の基本情報>
拝観時間:自由拝観 (社殿外より)
拝観料 :無料
主祭神 :天照大御神、素戔嗚命
創建  :2020年 (令和2年)
正式名 :武蔵野坐令和神社
所在地 :所沢市東所沢和田3-31-3