埼玉県所沢市にあるところざわサクラタウンの中核施設・角川武蔵野ミュージアム。所沢市とKADOKAWAの共同プロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」で、国内最大級のポップカルチャーの発信拠点となることを目指して2020年11月6日にグランドオープンしました。建物設計は隈研吾建築都市設計事務所で、図書館・美術館・博物館が融合した文化複合施設。
建物コンセプトには次のような特徴があります。
・高さ30メートルの巨大な岩の塊をモチーフにした建物
・50kg～70kgの岩盤20,000枚を使用し、石の総量1,200トン
・20世紀の建築はコンクリートと鉄という大量生産素材の時代だったが、これからの建築は物質というものをもう一度取り戻すべきだという考えから、隈研吾は人間の心に響く“木”と“石”という2つの素材にこだわった
・周辺環境との調和よりも象徴性を重視している
・多面体の岩デザインは、大地から隆起した建築物のようなダイナミックな存在感を放つ
館内は5階建てで次のような内容になっています。
◎1F：グランドギャラリー・マンガラノベ図書館・源義庭園
◎2F：メインエントランスロビー・ロックミュージアムショップ・角カフェ
◎3F：EJアニメミュージアム・ショップ
◎4F：本棚劇場・エディットタウン・エディットアンドアートギャラリー・荒俣ワンダー秘宝◎5F：本棚劇場・武蔵野回廊・武蔵野ギャラリー・SACULA DINER
ここを訪れた一番の目的は「本棚劇場」。2020年の紅白歌合戦での中継が印象的でしたから。
あと２Fエントランスに展示されていた「映画・羅城門」の縮小模型も興味を持って見させていただきました。
