[源氏物語] ゆかりの地説明板No.20 平安京一条大路跡 | コンデジ片手に出かけよう

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一条大路は平安宮北限の大通り。そして平安京一条大路跡の説明版は一条通りと大宮通が交差する場所近くの民家の軒先にあります。この案内板ですが、ちょっとわかりにくい場所になるかもしれません。


平安宮(内裏を含む宮城)の大きさは東西約一・二キロメートル、南北約一・四キロメートルで、その中心となる内裏は現在の丸太町今出川付近で、その東端は現在の大宮通り付近とされます。そして、平安貴族の館などはこの付近に多くあったとされます。京都三大祭りの一つ・葵祭、賀茂祭では祭列が一条大路を通ったので皇族・貴族をはじめ多くの見物客でにぎやかだったと言われています。



源氏物語でこの一条大路が有名なのは第5帖・葵での「車争い」と呼ばれるシーンですね。

 



<補足事項1>
平安京一条大路跡の説明版がある場所に面している道路(一条通)を東に進み堀川通を渡った場所にあるのが「一条戻橋」。早春には河津桜が咲いて、いち早く京都の春を知らせます。



<補足事項2>
一条通を東に進み、堀川通を上がった場所には「晴明神社」があります。(晴明神社には2023年12月に源氏物語ゆかりの地説明版が新設されています)



<補足事項3>
平安京一条大路跡の説明版の近くの南北に通っている道路(大宮通)を下ると、紫式部が活躍した一条院跡の説明版があります。