[源氏物語あらすじ] 第39帖・夕霧 (ゆうぎり) | コンデジ片手に出かけよう

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第39帖・夕霧は光源氏50歳三月の事を語っています。
※Top写真は、宇治源氏物語ミュージアムの展示物になります。
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「御法」という題名は、夕霧(下記)が落葉宮に詠んだ和歌「山里のあはれをそふる夕霧に立ち出でん空もなき心地して」からきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「つま戸より 清き男の 出づるころ 後夜の律師の まう上るころ」


<あらすじ>
柏木の未亡人落葉の宮は、母一条御息所の病気加持のために小野の山荘に移っていた。しかし、宮に恋心を募らせていた夕霧は、八月の中ごろに御息所の見舞いを口実に小野を訪れ口説きます。夕霧の帰宅後に文が来ますが、それを北の方の雲居の雁が取り上げ隠してしまい、雲居の雁は嫉妬にくるってしまいます。
再び夕霧は口実を作り落葉の宮を訪れ、ついに契りを結びます。

 

<第39帖・夕霧の主な出来事>
◎一条御息所と落葉宮、小野山荘に移る

◎八月二十日頃、夕霧、小野山荘を訪問し、落葉宮との面談を申し入れる

◎夕霧、落葉宮の部屋に忍び込み口説く


◎夕霧の落ち葉の君に対する気持ちを知り、雲居雁は嫉妬に荒れ狂う

◎夕霧が塗籠の落葉宮を口説き、契りを結ぶ

◎雲居雁、実家へ帰る

◎夕霧が、雲居雁の実家へ行く

◎蔵人少将が落葉宮邸へ使者を送る