[源氏物語あらすじ] 第2帖・帚木 (ははきぎ) | コンデジ片手に出かけよう

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第2帖・帚木は光源氏17歳夏を語っています。「雨夜の品定め」という女性談議に加わる光源氏。この帖から光源氏と関係がある様々な女性出てきますね。


※Top写真は、土佐光吉筆・源氏物語手鑑の帚木(和泉市立久保惣記念美術館蔵)。「第1帖・桐壺」から「第11帖・花散里」のあらすじ紹介のTop写真は、当分間はこの写真のままの予定です。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。

「帚木」という題名は、光源氏と空蝉が交わした和歌「帚木の心をしらでその原の道にあやなくまどひぬるかな」及び「数ならぬ伏屋に生ふる名のうさにあるにもあらず消ゆる帚木」からきています。 


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「中川の 皐月の水に 人似たり かたればむせび よればわななく」


<あらすじ>
五月雨の夜に17歳になった光源氏、頭中将、左馬頭(さまのかみ)、藤式部丞(とうしきぶのじょう)の間で行われる「雨夜の品定め(女性談議)」。それぞれの人が、自分の女性観を語ります。
ここで、後に重要になってくる頭中将の妻(夕顔)のことが語られます。

雨がやんだ翌日、光源氏は方違えのために中川の家を訪れ、伊予介の後妻・空蝉を見て強引に一夜を共にします。その夜の空蝉を忘れられない光源氏は、空蝉の弟・小君を使い自分の思いを伝え、そして中川の家まで会いに行きますが、空蝉は光る源氏をさけて会うことはありませんでした。

<第2帖・帚木の主な出来事>
◎長雨の時節に、宮中宿直所で語り合う光源氏と頭中将

◎左馬頭らと行う「雨夜の品定め(女性談義)」
<関連地> 

◎天候が回復し、方違で中川の家へ
<関連事項> 方違え(かたたがえ)
<関連地>  梨木神社 (中川の家推定地)

◎空蝉の寝所に忍び込む光源氏
<関連人物> 空蝉
<関連書物> 竹取物語