[源氏物語あらすじ] 第3帖・空蝉 (うつせみ) | コンデジ片手に出かけよう

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第3帖・空蝉は光源氏17歳夏を語っています。


※Top写真は、土佐光吉筆・源氏物語手鑑の帚木(和泉市立久保惣記念美術館蔵)。第2帖・帚木で有名な「雨夜の品定め」の場面です。ここから、光源氏の女性遍歴が始まり、様々なヒロインが出てきますね。そして「第1帖・桐壺」から「第11帖・花散里」のあらすじ紹介のTop写真は、当分間はこの写真のままの予定です。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「空蝉」という題名は光源氏と空蝉の歌「空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな」および「空蝉の羽におく露の木がくれてしのびしのびにぬるる袖かな」から来ています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「うつせみの わがうすごろも 風流男に 馴れてぬるやと あぢきなきころ」


<あらすじ>
中川の家で関係を持った空蝉を忘れられない光源氏。彼女のつれないあしらいにも却って思いが募り、再び中川の家に忍んで行きます。光源氏の訪れを察した空蝉は、薄衣一枚を脱ぎ捨てて逃げ去り、光源氏は空蝉と間違えて軒端荻と契り、空蝉の薄衣を代わりに持ち帰ります。 


<第3帖・空蝉の主な出来事>
◎空蝉を忘れられない光源氏、再び紀伊守邸を訪問

◎碁を打つ空蝉と軒端荻を垣間見する光源氏
<関連情報> 垣間見(かいまみ)
<参考情報> 平安女性の遊び

◎空蝉に逃られ、光源氏は軒端荻と契る

◎空蝉の脱ぎ捨てた衣を持って帰る光源氏