[源氏物語あらすじ] 第4帖・夕顔(ゆうがお) | コンデジ片手に出かけよう

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第4帖・夕顔は光源氏17歳夏から10月を語っています。後になって重要になってくる夕顔の出会い。夕顔は物の怪のせいで突然死してしまいます。


※Top写真は、土佐光吉筆・源氏物語手鑑の帚木(和泉市立久保惣記念美術館蔵)。第2帖・帚木で有名な「雨夜の品定め」の場面です。ここから、光源氏の女性遍歴が始まり、様々なヒロインが出てきますね。そして「第1帖・桐壺」から「第11帖・花散里」のあらすじ紹介のTop写真は、当分間はこの写真のままの予定です。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「夕顔」という題名は夕顔詠んだ和歌「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」からきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「うき夜半の悪夢と共になつかしきゆめもあとなく消えにけるかな」


<あらすじ>
従者・藤原惟光の母親でもある乳母の見舞いの時、隣の垣根に咲くユウガオの花に目を留めた光源氏。その夕顔が欲しいと思ったところ、邸の住人(夕顔)が和歌で返答します。
徐々に夕顔にのめりこんでいく光源氏。ついに、某院(なにがしのいん)で一夜を共にします。
しかし、深夜に女性の霊に呪詛された夕顔は突然他界します。
夕顔に一人娘(後の玉鬘)がいることを知った光源氏は、夕顔が暮らしていた家に向かいますが、すでに無人になっていました。 


<第4帖・夕顔の主な出来事>
◎光源氏、五条の大弐乳母を見舞う

◎光源氏、夕顔の花がある家を見つけ、主に問いかける
<関連情報> 夕顔 (植物)
<関連人物> 夕顔
<関連事項> 懸想文

◎空蝉の夫が任期を終え伊予国から上京する

◎夕顔の家にに忍び通う光源氏
<関連情報> 夕顔の家の推定地

◎八月十五夜に「なにがしの院」で密会する光源氏と夕顔

◎物の怪に襲われ突然死した夕顔
<関連事項> 物の怪による祟り
<参考情報> 遍照院 (夕顔の話の参考出来事)

◎二条院へ帰る光源氏

◎十七日夜に行われた夕顔の葬送
<関連情報> 鳥辺野 (東山の葬送地)