[源氏物語あらすじ] 第1帖・桐壺(きりつぼ) | コンデジ片手に出かけよう

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第1帖・桐壺は、光源氏の誕生から12歳までをを語っています。

※Top写真は、土佐光吉筆・源氏物語手鑑の帚木(和泉市立久保惣記念美術館蔵)。第2帖・帚木で有名な「雨夜の品定め」の場面です。ここから、光源氏の女性遍歴が始まり、様々なヒロインが出てきますね。そして「第1帖・桐壺」から「第11帖・花散里」のあらすじ紹介のTop写真は、当分間はこの写真のままの予定です。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「桐壺」という題名は光源氏の父親・桐壺帝からきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「紫の かがやく花と 日の光 思ひあはざる ことわりもなし」

<あらすじ>
桐壺帝から大変な寵愛を受けた桐壺更衣。彼女はそれほど高い身分ではないため、普段から他の妃たちの嫉妬や嫌がらせを受けていました。そんな時、帝と桐壺更衣の間に輝くように美しい若宮(光源氏)が生まれたが、病気がちだった桐壺更衣は、3歳の若宮(光源氏)を残して病死します。
深く嘆く帝を慰めるために、亡き更衣に生きうつしの先帝の皇女(藤壺)が入内し、新たな寵愛を得ます。
若宮(光源氏)は帝のもとで育てられますが、亡き母に似ているという藤壺を殊更に慕うようになります。
帝は元服した若宮(光源氏)を臣籍降下させ源姓を与えて、葵の上(左大臣家の娘)と結婚させます。


<第1帖・桐壺の主な出来事>
◎桐壺帝と桐壺更衣の間に若宮(光源氏)誕生
<関連地:平安宮跡>
<関連地:桐壺>

◎桐壺の死と葬送
<関連事項:宮城野の小萩>
<関連地 :鳥辺野>

◎若宮(光源氏)が4歳で参内し、7歳で読書をする

◎高麗人の観相の意見から、源姓賜り光る君とも言われる。
<関連地:西鴻臚館跡>
<関連地:東鴻臚館跡>

◎藤壺が入内し、光源氏が亡母・桐壺に似た藤壺を思い慕う    

◎光源氏元服(十二歳)    

◎源氏が葵上(左大臣家の娘)と結婚する