[源氏物語あらすじ] 第8帖・花宴(はなのえん) | コンデジ片手に出かけよう

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第8帖・花宴は光源氏20歳春を語っています。


※Top写真は、土佐光吉筆・源氏物語手鑑の帚木(和泉市立久保惣記念美術館蔵)。第2帖・帚木で有名な「雨夜の品定め」の場面です。ここから、光源氏の女性遍歴が始まり、様々なヒロインが出てきますね。そして「第1帖・桐壺」から「第11帖・花散里」のあらすじ紹介のTop写真は、当分間はこの写真のままの予定です。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「花宴」という題名は、光源氏が朧月夜と出会う桜花の宴からきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「春の夜の もやにそひたる 月ならん 手枕かしぬ 我が仮ぶしに」


<あらすじ>
如月に紫宸殿で催された桜花の宴で、光源氏は頭中将らと共に漢詩を作り舞を披露。
宴の後の夜に弘徽殿で、光源氏は廊下から聞こえる歌を聞き、その声の主と出会い契りを結びます。
その娘は春宮への入内が決まっている右大臣の六の君(朧月夜)でした。
一月後に右大臣家で行われた藤花の宴で、光源氏は再び姫君(朧月夜)と出会います。 


<第8帖・花宴の主な出来事>
◎二月二十余日紫に宸殿の桜花の宴が開催
<関連事項> 京都御苑・左近の桜

◎宴の後に朧月夜の君と出逢う光源氏
<参考事項> 女子のしつけあれこれ

◎光源氏、昨夜の女性の素性を知りたがる

◎ 三月二十余日に右大臣邸で藤花の宴が行われる
<関連事項> 藤