[源氏物語あらすじ] 第11帖・花散里 | コンデジ片手に出かけよう

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第11帖・花散里は、光源氏25歳夏の時の一年間を語っています。


※Top写真は、土佐光吉筆・源氏物語手鑑の帚木(和泉市立久保惣記念美術館蔵)。第2帖・帚木で有名な「雨夜の品定め」の場面です。ここから、光源氏の女性遍歴が始まり、様々なヒロインが出てきますね。そして「第1帖・桐壺」から「第11帖・花散里」のあらすじ紹介のTop写真は、当分間はこの写真のままの予定です。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「花散里」という題名は光源氏が詠んだ和歌から来ています。
<原文> 「橘の香をなつかしみほととぎす花散る里をたづねてぞとふ」
<訳>橘の香りを懐かしんで、ほととぎすが橘の花の散る里を訪ねて来ました


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「橘も 恋のうれひも 散りかへば 香をなつかしみ ほととぎす鳴く」


<あらすじ>
尚侍となった朧月夜と密かに逢瀬を重ねるていた光源氏。それが政敵・弘徽殿大后にばれてピンチを迎えた後の五月雨の頃、故桐壺院の妃の一人麗景殿女御を訪ねます。彼女の妹・花散里は源氏の恋人で、光源氏の庇護を頼りにひっそりと暮らしていました。訪ねてみると屋敷には橘の花が香り、昔を忍ばせるほととぎすの声に源氏は女御としみじみと昔話を語り合います。

<第11帖・花散里の主な出来事>
◎花散里を訪ねることを決意する光源氏

◎中川の女と和歌を贈るが無視される
<関連事項>ほととぎす
https://ameblo.jp/kenmako2001/entry-12789419532.html

◎麗景殿女御と昔を語る光源氏
<季節事項>橘の香り

<関連事項>ほととぎす
https://ameblo.jp/kenmako2001/entry-12789419532.html

◎花散里を訪問する光源氏