[源氏物語あらすじ] 第15帖・蓬生 (よもぎう)  | コンデジ片手に出かけよう

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第15帖・蓬生 では、光源氏28歳から29歳のことが話題になっています。この帖は外伝的な要素が強いパートで、落ちぶれてもずっと光源氏を待っていた末摘花の話題が中心です。


※Top写真は、住吉大社表参道にある”俵屋宗達筆・澪標の図屏風”の複製陶板画。になります。第12帖・明石から第21帖・少女までの物語は、須磨での禊の後に明石に行きそこから運気が上昇していく様子が書かれていて、住吉大社が重要ポイントになっています。
※今後はTop写真を変更する可能性もあります。
※この項目は、関連事項などの記事をアップしたらリンクアップデートします。


「蓬生」という巻名は、末摘花の荒廃した邸に茂る蓬からきています。


源氏物語を現代語訳された与謝野晶子さんは、次のような和歌を載せています。
「道もなき 蓬をわけて 君ぞこし 誰にもまさる 身のここちする」


<あらすじ>
光源氏が都を追われたことにより、後見を失った末摘花。の生活は困窮を極めていた。ある夜に花散里を訪ねようと出かけた光源氏は、途中通りかかった荒れた邸が常陸宮邸であると気付きます。
今も末摘花が変わらず待ち続けていたことを知った光源氏は末永い庇護を約束して再びその世話をし、2年後に末摘花を二条東院に引き取ります。 




<第15帖・蓬生の主な出来事>
◎荒廃した常陸宮邸で暮らす末摘花、

◎花散里邸を訪問途上に常陸宮邸内に入り末摘花と再会する光源氏

◎末摘花への生活援助をする光源氏