ヒカリノヨル -5ページ目

ヒカリノヨル

はじめまして、けん(じ)くんです。

筋ジストロフィーという筋肉の病です。
闘病生活で感じた事・思ったことや、ライヴレポート・自作の詩を載せております。
曲作りをご一緒できる方を、随時募集しております。
よろしくお願いします。

『白い影』
                花信

ゆらゆらと ささやくように 
揺れるカーテンの 片隅に
隠れるような やわらかな影をみた

さらさらと ぼくの肩先を
すり抜けていった 風は
ぼくになにかを 語りかけるようだった

そっと まぶたを閉じると
よみがえる あの街の景色
もう 戻れないあの頃
ぼくの背中にあったぬくもりは 消えてゆく

ざわめいた 心の中に
住みついた虫は たやすく
にげてくような やさしいものじゃない

やわらかな 白い影に
包まれ眠りたい やさしく
それがたとえ まぼろしに消えようとも

そっと まぶたを閉じれば
なにもかも ちがうものに
そう なっていればと思う
すべて投げ出せしてけるほど 強いのかな?

おだやかに 揺れる風は
いつか出会った きみで
そばにいないけど 寄り添ってるようだった

道の片隅に咲く花は つよく儚くとも
凛とそこにたたずんているね

そっと まぶたを閉じると
思い出す きみの面影は
もう この手にないけれど
そっと ずっと しあわせ願っている

ナミダの風に背中をおされて、、あぁ

揺れ動く影の匂いに誘われてくように、、
『束縛』
      花信

いつものことさ
どうせ治るのは時間の問題さ
ぐうぜん指先が
触れあっただけで胸が苦しいのさ

叫んでも届かない キミへのlove songは
何処にも見当たらない そう何処を探しても

渇いてしまった
僕らの魂は逃げることができずに
キミを守りたいだけさ
べつに壁がなくても そんくらいキミを愛してるんだ

消しても消えきれない あの日々の過ちを
いつでも触れていたい そう いつ何時でも

もう馴れ合いのことさ
見離されるのは時間の問題さ
キミの答え待っていても
打ち寄せてくるのは静かな波の音さ

壊してしまいたい こんなプライドなんて
素直な気持ちを総て受け止めて

叫んでも届かない キミへのlove songは
何処にも見当たらない そう何処を探しても
『終息』
           花信

ため息を ひとつ もらすたび
なにかが 壊れてゆく
ひとつずつ ひとつずつ
最期がちかづいてくるように

心に咲いていた花は
少しずつ 水を失くしてく

なにも 言わないよ
なにも 言えないよ
あなたの居場所にはなれない
やさしさをぼくに たくさんくれた 
あなたの やすらげる場所に

いつまでも いつまでも
在るものなどないよ
星のない こんな夜は
闇の波が打ち寄せてくる

心に咲いていた花は
少しずつ 日毎にうつむいて

なにも なかったんだ
どこも 振り返らない
足元の光に陰をおとしてくる
見えないなにかは ふくらんで
ぼくのからだを覆いつくしてゆく

眠れない夜を いくつ過ごしても
もう あなたには逢えない
眠れない夜は 希望を失せてゆき
もう うしろにはなにもない

しがみつく すがりつく
過去にはなにもない
めぐりあい すれちがう
ぼくだけが 立ち尽くしてる