落ちたら助からないように造られている!
梅雨時から夏場になると河川の水位が上がってきますが、同時に水辺の事故も増えてきます。
水辺の事故といってもこうしたとき着衣のまま落水してしまうと、水を吸った衣服が体に纏わり付き、思うように泳げずパニック状態に陥りやすいのです。
普段プールで泳げていたとしても、これは避けられないのです。
慌てずに水面に浮いて呼吸を保ち救援を待つのがベストなのですが、人家から離れたため池(貯水池)などで足を滑らせて落下してしまうと多くの場合そこから自力では這い上がることが出来ないのです。
昨年もため池に滑り落ちた子供を助けようとして、父親も水死したという痛ましいニュースがありました。
子供だけではなく、ため池で何故大人までが犠牲になったのでしょうか?
意外なことですが、そこには蟻地獄のような恐ろしい仕掛けがされているからなのです。
ため池は始めからそのような危険施設として不用意に造られてしまっていますから、運悪く滑り落ちたら周りに助ける人がいなければ命はありません。
それどころか最悪、助けようと手を差し伸べた人も同様に足下のコケなどで足を取られて池に滑り落ちてしまえば、尚更助かることは出来ません。
ため池のコンクリート面というのはヌルヌルする水苔ですっかり覆われてしまっていますから、そこから這い上がろうとしてもつかまるところがないわけですから蟻地獄と変わりません。
このようにため池というのは滑り落ちてしまえば自力では這い上がれない構造物なのですが、この事実をほとんどの人が知りません。
普通の河川でもため池構造になっている部分があって、それらでも毎年痛ましい水難事故が発生しているのです。
それこそため池という機能目的だけが最優先されていて、事故が発生した場合などの対策は無視されてきたと云うべきなのです。
現実問題として、こうした設備にあって当然の安全対策基準が整備されてこなかったというのも可笑しな話しではないでしょうか?
ため池とはそれだけ危険な構造物であって、毎年この時期になると各地で痛ましい釣り人の犠牲者が出ているのです。
動画1 ため池から全力で上がろうとしてもダメ ため池サポーター講習会講師承ります jimu@uitemate.jp まで
テレワーク現場のストレスと5G時代に対応した電磁波対策防御グッズ[電磁番AZ-COSMO](大型施設・大部屋対応 denjiban-1551)の紹介