今日2回目の投稿ですが、散歩途中とっても香りが良かったので
あちらこちらからキンモクセイの便りが聞こえてきますね。
外を歩いていて、香りが漂ってくるとキンモクセイの姿を探してあたりを見回してしまいます。
今年は例年に比べて香りが濃厚な感じがしていますが、いかがですか?
キンモクセイの香りははっきりしていて精油が取れそうですが、
残念ながら精油はなくて、アブソリュートのみ。
キンモクセイもしくはオスマンサスの名前で販売されています
ただし、合成されたものも多いの確認を。
その主成分はβ-イオノン、γ-デカラクトン、リナロールやゲラニオールなど
(『精油の安全性ガイド』(フレグランスジャーナル社)より)
フローラルな香調とフルーツ香も持っていて、
幸せな気持ちにさせてくれそうなことが香気成分からもわかります
桂花茶にアルコールに香りを移した桂花陳酒、
人々がキンモクセイの花の香りをもっとずっと楽しみたいと思ったあらわれですね。
キンモクセイの香りに関する研究によると
・穏やかな鎮静効果
・食欲を抑制する効果
があるようです。
具体的には視床下部で産生される「食欲を増進する働きがあるオレキシンの分泌量を低下させる」という働きがあり、腹八分目で満腹感が得られるそうです。
査読付きの論文が出ています
さらに、オレキシンは
覚醒と睡眠もコントロールをしていて、オレキシンの分泌が低下することで睡眠が促されるので、
睡眠にも誘って(いざなって)くれます。
確かに満腹って幸せで眠たくなりますね
食欲の秋、秋の夜長で困っている時には助けになってくれるかもしれません
この画像は15年ほど前のものです…
もしお庭にキンモクセイがあれば、浸剤を作るとトリートメントオイルやミツロウクリーム(もちろんモクロウクリームも!)を作ることもできます
香りが少ない植物油脂にキンモクセイの花を入れます。
1日経ったら、あみで漉して、また新鮮なお花を入れます。
これを3〜4回繰り返すと、植物油脂にしっかりと香りが移ります
少し手間ですが
お花はすぐに酸化臭が出るので、1日ごとにお花を入れ替えるのが大事
夜遅くに食欲がムクムクと湧いてきた時に
デコルテや手足のトリートメントに使うと良いかもしれませんね
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