ヒノキチオール発見のふるさと、台湾へ1 | アロマティック・スローライフ

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9月の半ばに再び台湾へ行ってきました。

midiの「和精油と日本の植物油脂講座」で扱っている17種類ほどの和精油の中でも、

 

とにかく実用的で、個人的にも旅には必ず持っていくのが「青森ヒバ精油」です。今回も持参。

 

 

その主成分の中でも代表格はツヨプセンセドロール、そしてヒノキチオール

 

このうちの「ヒノキチオール」が発見された台湾ヒノキの故郷、特に阿里山にはぜひ行ってみたいと思っていたところ、

「炭やきの会」の台湾研修で台湾ヒノキの蒸留所にも寄りますよ、というお話をいただいて参加させていただきました。

 

 

関空組は台湾桃園国際空港に到着後、松山空港に移動。

画像は松山空港です。

 

 

ここで羽田組と合流して再び飛行機に乗り台東へ移動しました。

 

 

 

台東にある「布農部落」。

ここで、桂竹の竹炭工房精油の蒸留所を見学しました。

 

 

奥が深くて幅もある竹炭の釜。

詰めるのが本当に大変そうです。

 

ここでは台湾ヒノキのほか、クスノキやレモングラス、ティートリー 精油の蒸留が行われています。

 

メンテナンスで分解されている蒸留釜。

想像以上にきれいに洗浄されていました。

 

 

台湾ヒノキは、現在伐採が禁止されているので、台風などで倒れたり流れたりした木しか利用できません。

 

それらを使って椅子や机などの家具を作る時に出る端材を、細かくして精油が蒸留されます。

 

200kgほどが蒸留釜に入れる

朝9時から15時頃まで5時間から6時間かけて蒸気を送りながら蒸留

抽出後一晩置いてから、精油と蒸留水に分けて取り出す

 

 

台湾ヒノキの中でも良質の産地とされるのが、阿里山です。

 

海抜2500m

山頂へ向かう鉄道の窓からは、かつて伐採された跡の巨大な切り株がいくつも見えました。

 

明日は阿里山についてお届けします。