『超健康と長寿の専門家』・『痛みの専門家』、「エメラルド整形外科疼痛クリニック」の院長の益子竜弥です。
「令和の時代に、漢の時代の叡智を!」の続きです。
9 桃核承気湯:とうかくじょうきとう
<出典> 傷寒論
<時代> 漢時代
<生薬> 大黄 芒硝 甘草 桃仁 桂枝
<証> 実証 裏証 熱証 気逆 瘀血
桃核承気湯は、“かなり強力な駆瘀血薬”で、「瘀血」による痛みに対する作用もかなり強力です。
ですが、強すぎる漢方薬でもあるため「虚証」や「中間証」には使うことができず、「実証」限定です。
便秘は、癌など物理的な障害で便が出づらい場合以外は東洋医学では「瘀血」と考えます。
桃核承気湯は駆瘀血作用が強力ですので、こういった便秘にかなり有効です。
西洋医学の下剤と比較し「気持よく」便が出ます。
反対に、作用が強すぎるために下痢となることもあります。
“生理痛”も東洋医学では「瘀血」に該当するため、桃核承気湯は“生理痛”にも有効であすが、やはり「実証」限定です。
なお、「虚証」の便秘や生理痛には、加味逍遥散や桂枝茯苓が、「中間証」には治打撲一方をお勧めします。
桃仁は破血作用(血腫・血栓を溶解する作用)があり、「瘀血」にかなり有効です。
桃仁は通便作用もあります。
大黄は破血作用があり、桃仁の「瘀血」改善作用を増強します。
芒硝は乾燥している腸を潤す作用があり、便を軟らかくすることができます。
桂枝はのぼせを改善します。
☆ホームページ:https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/
☆エメラルド式革新的漢方薬選択:https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/variable-remedies/oriental-medicine/innovative/
☆『直漢法®』 http://www.kampo-chokukanhou.com
==========================
エメラルド整形外科疼痛クリニック
北海道札幌市北区北40条西4丁目1番1号 ASABU LAND 1階
交通アクセス:地下鉄南北線麻生駅、JR新琴似駅、麻生バスセンターに近接
電話番号 011-738-0011
治療方針 「両極」の治療
特徴 多彩な治療法:標準的な治療(西洋薬・リハビリテーション・物理療法)、漢方薬、認知行動療法、自律神経の評価・治療、筋電図バイオフィードバック、心拍変動バイオフィードバック、脳波ニューロフィードバック、瞑想)で慢性疼痛や難治性疼痛を治療
エメラルド整形外科疼痛クリニック公式YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCQTRHNnAuIkeLQIghWcHCCw
瞑想による心のケア
https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/new-coronavirus/meditation/
エメラルド両極瞑想法
https://www.emerald-orthopedic-pain-clinic.com/meditation/emerald-bipolar-meditation/
ブログ http://ameblo.jp/kenkoukannri
『7つの叡智®』http://www.atopy-choukenkou.com
Facebookページ https://www.facebook.com/7eichi/
==========================