エメラルド整形外科疼痛クリニックの益子竜弥による『アトピーについて：復習編』の続きです。
ラストは、温泉療法です。
家庭のお風呂である程度アトピーが良くなったら温泉がお勧めです。
なぜ最初から温泉をお勧めしないかというと、僕もよくわかるのですが、アトピーの方は人前で肌を出したくないからです。
人に肌を見られるのが最も嫌なことなので、アトピーがあまり良くない時には温泉に行く気が全く起きないからです。
ですからある程度良くなって、これなら行けるかな？という段階になってから温泉に行ってみてください。
大切なのは温泉の泉質です。
最もお勧めなのは、単純温泉と塩化物泉のうち、低張性（つまりあまり塩分が入っていない温泉）です。
塩化物泉のうち、高張性の温泉は、汗の量は増えますが、かなり皮膚に刺激があり痛いので、かなり良くなってからでないとお勧めできません。
ほかには鉄泉、硫黄泉、酸性泉なども相当刺激が強いので、かなり良くなるまでは避けた方が良いでしょう。
最近は温泉ブームで色々な書籍が本屋さんにありますので、単純温泉や低張性の塩化物泉を探してその温泉に定期的に通うことをお勧めします。
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