スロバキア首相暗殺未遂は単独犯ではなく背後にグループがあるとして捜査が開始される

 

 


スロバキア警察、フィコ首相暗殺未遂で広範な陰謀を捜査

zerohedge.com 2024/05/21

Slovakia Probing Broader Conspiracy In Assassination Attempt On PM Fico


フィコ首相(左)と友人であるハンガリーのオルバーン・ヴィクトル氏。

スロバキア警察は、5月15日のロベルト・フィコ首相暗殺未遂事件を巡る広範な犯罪陰謀の可能性を捜査している

フィコ首相は複数回撃たれ、命にかかわる重傷を負ったが、当局は当初は「一匹狼」の銃撃犯だったと発表し、容疑者はすぐに拘留された。しかし、その公式説明は急速に変わりつつあるようだ。

ロバート・カリナク副首相は週末、「フィコ氏は命の差し迫った脅威からは脱したが、状態は依然深刻で集中治療が必要だ」と発表した。

「首相の容態は安定しており、予後は良好だと考えられる」と、首相が長期間入院する可能性が高いとみられる病院の外でカリナック氏は述べた。「われわれは皆、今は少し安心している」

銃撃犯の動機について、マトゥス・スタジ・エストーク内務大臣は新たな会見で、「容疑者は政府のウクライナ政策に激怒していた」とし、一匹狼ではなかった可能性があると述べた。

5月19日、当局は、国内外の諜報機関との協力により捜査範囲が拡大され、特定されていないグループが犯罪に関与している可能性も含まれると発表した。

詳細情報によると、銃撃から約 2時間後に加害者のソーシャルメディア通信が別の人物によって消去されたという事実によって、より広範な暗殺計画の可能性が裏付けられるという。

内務大臣は、「一匹狼の襲撃者だけではなく、犯罪は特定のグループによって行われた可能性があるというバージョンを追加した」と説明した。

ヨーロッパでは約 20年間、国家元首の暗殺未遂事件がないことが国際報道で強調されている。

フィコ氏は長年、西側諸国のウクライナ戦争への関与深化に反対しており、西側同盟国、そしてもちろんウクライナ国内でも多くの敵や批判者を作ってきた。

スロバキア首相暗殺未遂は単独犯ではなく背後にグループがあるとして捜査が開始される | BrainDead World (nofia.net)

 

2024.05.23

スロバキア首相の暗殺未遂事件で背後にウクライナが存在すると言われ始めた 

 

 5月15日に銃撃されたスロバキアのロベルト・フィツォ首相は容態が安定、命を取り留めたようだ。親欧米派の政党「進歩スロバキア」の活動家だという71歳の男性ユライ・チントゥラはその場で逮捕され、その妻も拘束されたと伝えられている。

 

 銃撃から4時間後、容疑者のフェイスブックの通信内容と履歴が削除されたという。現場にいて逮捕されたチントゥラ自身に削除のチャンスがあるようには思えず、彼の妻は技術に疎い。夫妻以外の何者かが削除した可能性が高いということであり、暗殺未遂事件の背後に組織が存在していることを窺わせる。

 

 スロバキアの内相は5月21日、スロバキアのテレビで銃撃事件について「単独犯でなく、その背後で何かが進行している」と語っている。すでにスロバキアではメディアの一部はチントゥラの背後にウクライナが存在している可能性があると囁き始めた。確かに状況証拠はそうした方向を示している。

 

モスクワ近くのクロッカス・シティ・ホールでの虐殺、ブラジルのロシア大使館爆破、またイラン北西部においてヘリコプターが墜落、搭乗していたエブラヒム・ライシ大統領やホセイン・アミール-アブドラヒヤン外相が死亡した事件などが立て続けに起こっている。

 

 フィツォ首相はアメリカやイギリスの支配層からの命令に従おうとしていない。ウクライナへの軍事支援を拒否、自国の主権を主張、国民の利益を優先している。ドイツやフランスのように自国民を犠牲にして自分たちの命令に従えと米英支配層は求めている。

 

 アメリカやイギリスは金融資本が支配している。彼らに国境はない。EUの支配層は貴族の末裔が少なくないのだが、貴族は政略結婚を繰り返してきたことから国境を超えて親戚のつながりがあり、その貴族はファシストやナチスとも関係が深い。

 

 アドルフ・ヒトラー時代のナチスはトゥーレ協会と関係が深いが、この名称は北方神話に出てくる「ウルチマ・トゥーレ」に由来、そのメンバーにはドイツの貴族が含まれている。協会のシンボルはナチスと同じように鉤十字で、神智学の影響も受けていた。ヘレナ・ブラバツキーらによって神智学が創設された19世紀の欧米ではカルトが盛んで、ビクトリア朝時代のイギリスも例外ではなかった。

 

 本ブログでは繰り返し書いてきたが、ナチスを手先として使ったのがイギリスやアメリカの金融資本にほかならない。ビクトリア女王の下でイギリスを動かしていたグループには金融界のナサニエル・ロスチャイルド、その資金を使って南部アフリカを侵略し、ダイヤモンドや金を手にしたセシル・ローズ、そのほかウィリアム・ステッド、レジナルド・ブレット(エシャー卿)、アルフレッド・ミルナー(ミルナー卿)たちが含まれていた。優生学の信奉者もこの人脈と重なる。その人脈にウィンストン・チャーチルも属している。

 

 イギリスでは16世紀から自分たちを「失われた十支族」の後継者だと信じる人が現れている。そのひとりがスチュワート朝のジェームズ6世で、自分を「失われた十支族」の後継者であり、イスラエルの王だと信じていたという。

 

 そのジェームズ6世の息子であるチャールズ1世は「ピューリタン革命(17世紀半ば)」で処刑されたが、その「革命」で重要な役割を果たした人物がピューリタンのオリヴァー・クロムウェル。その私設秘書を務めていたジョン・サドラーもジェームズ6世と同じように考えていた。シオニズムはこの時代から始まる。「ユダヤ人」がこの信仰に引きずり込まれるのは後の話だ。

 

 イギリス政府は1838年にエルサレムで領事館を建設、その翌年にはスコットランド教会がパレスチナにおけるユダヤ教徒の状況を調査し、68年2月から12月、74年2月から80年4月までの期間、イギリスの首相を務めたベンジャミン・ディズレーリは1875年にスエズ運河運河を買収した。買収資金を提供したのは友人のライオネル・ド・ロスチャイルドだ。(Laurent Guyenot, “From Yahweh To Zion,” Sifting and Winnowing, 2018)

 

 ところで、旧約聖書の記述によるとイスラエル民族の始祖はヤコブ。彼には12人の息子があり、それぞれ支族を形成するのだが、そのうちユダ族とベニヤミン族の後裔とされる人びとが「ユダヤ人」と呼ばれている。残りは行方不明で、旧約聖書を信じる人びとから「失われた十支族」と呼ばれている。勿論、これは神話に過ぎないのだが、カルトの信者たちにとっては絶対だ。

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