前回、
記憶の配当という考え方をご紹介いたしました。

人生は、経験値。
経験は、そのときだけでなく、その後も記憶の配当として私たちに利益を与え続けてくれる。
 
 
なので、
経験にお金を遣ったほうがいいし、
経験する時期も、記憶の配当として在り続けるので早いほうがいい……

という考えかたでした。
 
 


 
この考え方が書かれている本の著者は、
金融業界のかたですが、
近しい業界の経済学者の森永卓朗さんも
”やりたいことは、
    すぐするべきだ”という
同じようなお考えをお持ちだったので、

 
 
 
 
今回は、森永さんの人生論
 
”今やる、すぐやる、好きなようにやる”
 
という考え方も ご一緒に
紹介させていただきます。
 
 
 



 
 

 
 
 
 
 
 

                      森永さんも説いた経験の重要性                                    ”今やる、すぐやる、      好きなようにやる”


 
 

 

 

経験の重要さは

今年の1月に亡くなられた、森永さんもおっしゃってました。

 

森永さんのラストメッセージが書かれたご著書から抜粋された内容が取り上げられていましたので、あげさせていただきます。

 

■人生で大切にしてきた「いまやる、すぐやる、好きなようにやる」

自身の死生観については「がんの宣告を受けると、多くの人が1日でも長い延命を望み、永らえた期間で、旅行に出かけたり、高級なレストランに行ったりする。

 人生は一度きりだし、それまでいろいろ我慢してきたのだから、最後は豊かな時間をすごしたいと思うのがふつうなのかもしれない。

ただ、私にそうした欲求はない」とし、「それは、これまでの人生で、やりたいことは、すべてそのときにやってきたからだ」とつづった森永さん。 それは森永さんのこれまでの生き方にも通じていて、「私が社会に出てから44年が経過した。

その間、私がずっと貫いてきた信条は『いまやる、すぐやる、好きなようにやる』ということだ。周囲に忖度(そんたく)することなく、自分が正しいと思うこと、やりたいと思うことを、これまで私はつねにやってきた。

だから、仕事はカネを稼ぐための手段というよりも『遊び』に近いものだった。とりあえずやってみて、間違っていたり、失敗したら、素直に謝るというのが、私の仕事のスタイルなのだ」と明かしています。

森永卓郎さん、妻と新婚のような日々「とても楽しい」 がん闘病日記で明かした家族関係の変化(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース


 

 

”いまやる、すぐやる、好きなようにやる”

一度きりの人生、いつかじゃなくて今やる。

間違いを怖がったりしてやらないのは、もったいない……

心に響いた言葉でした。

 

 

 

つい、

明日は当たり前にあるのだと

勝手に思い込んでいるれけど

そんな保証はどこにもないんですよね……。

 

 

 だから、やるなら今しかない。

 経験からも、いつかって言ってると大体やらないですから……

本当にやりたいなら

せめて、やりたい事の具体的は計画くらいは

立てるべきですよね。

 

 

 





 

​背中でみせた、モリタクイズム

 


森永さんは、2023年の年末に 医師から

「来年の桜はおそらく見られないだろう」

……と言われていたそうです。

 



しかし、

森永さんは、そんな予想を見事覆し

翌年のサクラを見に行き

ラジオのイベントでこの「サクラ〜卒業できなかった君は〜」を歌いました。

 


ラジオで、

"サクラ、見てやったぞ" という勝ち誇った弾んだ声で

勝利宣言をしていたのが印象的でした。

 



 

その発言の中には、

闘病中だからと言って、

仕事もセーブするどころか……


徹夜でタバコを吸いながら

原稿を書いたり、

ラジオやテレビにも出演をしたり…… 

と常人でもこなせないハードワークをこなして、末期ガンにもかかわらず

1年以上も生きた……

”やってやったぞ”という思いが込められているような気がしました。

 




 

その瞬間、自分も心を動かされました。

”すごいな…森永さんがそこまでやっているなら、自分だって……”

と  森永さんの経験からくる自信(ビル・パーキンスさんがいうところの記憶の配当)

の影響を他人である自分が受けたんです。

 

 

 

 

 

まさに、経験を大切にされてきた

森永さんならではの 教えですよね。

 


森永さんが教授をされている

大学の生徒さん達は、

こういう森永さんの経験を背中を通して

多大なる影響を受けているんだろうな……と思いました。

 

 

森永さん自身も、”モリタクイズムを学生に叩き込みたい”ということを言っていましたから

可愛がっていたのでしょうね。

彼らが、社会で活躍してくれることを楽しみにしていることでしょう。

 

 



 

 

 

経済学者という枠に囚われず、お笑い、歌、農業……

チャレンジし続けた

森永さんの経験は、生徒でなくても

生涯我々の記憶に残り続けて、影響を与え続けてくれることと思います。

 

 

”今やる、すぐやる、好きなようにやる”

 

 

人生、一度きりだから。

 

 

 





 つい、億劫になっちゃいますが…

そういう姿勢は、忘れずにいたいですね。