からだにいい食事は、和食。
昨今、海外も注目し出しているんだから、そりゃ~そうでしょうよ。
間違いない…
あ…今この人も触れちゃいけないんだっけ…
なんかタブー多いな最近。。。
と思っていたのですが、
それは、ちょっと 違うかもよ……
という お話を 目にしました。
それは、1975年の食事がもっとも
からだにいい というもの。
東北大学が研究発表した、この結果では
もちろん、和食はからだにいいのだけれども…
完全和食が必ずしも最強!
というわけでもないらしい……
鍵は、ちょっと 洋食🥩。
一体どういうことなのか?
東北大学の1975年の食事、
みていきましょう!
細かい内容が不要な人は、
巻末の”とどのつまり!”
をお読みくださいませ。
世界で注目される日本食だけど…
2013年12月、日本の和食が ユネスコの無形文化遺産に登録されました。
それをきっかけに、より世界中から日本食が注目されるようになってきました。
世界では、健康志向も高まってきていますから、
ヘルシーな日本食が注目されるのも当然の流れのように思えます。
ですが、
それとは逆行して、当の日本は、
高脂肪食などが多くなり食生活の西洋化が
目立ってきております。
それに伴って、糖尿病などの生活習慣病なども増えてきていますよね。
ん~これでは、
いくら日本食がからだに良いとは言っても
欧米化した日本食は、もはや日本食とは
言えないのではないか……
そんな折に、発表されたのが、
”東北大学の1975年の食事” なんです。
どの年代の日本食がいいのか?
そんな時代背景もあってか、東北大学の准教授、都築毅先生らの研究グループは、
年代別に日本の食事の健康度合いを調べるという 研究をおこないました。
たしかに、一言に日本食とは言っても、年代によって食べているものは異なりますからね。
研究で調べたのは、
1960年、1975年、
1990年、2005年
に日本で食べられていた 家庭料理です。
なぜ、この4つの年代なのかというと、
食事内容に大きな変化のあった時代
だからだそうです。
・1960年……まだ日本が貧しい時代。ごはんが多めで、おかずは少ない。
・1975年……経済も豊かになり、食事の品数も増えてきた時代。ご飯は少なくなる反面、おかずの数が増えたのも
この時代の特徴。健康にいいと言われる、一汁三菜のこれぞ和食! という内容。
・1990年……西洋の影響を大きく受けて、パンやスパゲッティー、唐揚げなども食卓にあがる。
・2005年……さらに、食の西洋化が進みすぎた……と言われる時代(当時の現代食ですね)。
なので、
この4つの年代の食事を調査したそうです。
なるほど💡
この変化のあった年代を調べれば、どのような和食が健康度合いが高いのか分かりそうですね。
結果は1975年の食事。マウスの実験
そこで、東北大学の都築毅准教授らは、
4つの年代の食事
(1日3食✕1週間分の献立=21食分)を
フリーズドライして、8ヶ月間マウスに与えて実験をしたそうです。
その結果、
1975年の食事をしたマウスが
90日と最も長く生きて、内臓脂肪量が少なく、
脂肪肝の発症リスクも糖尿病発症リスクも低く、
肥満になりにくいことが分かったといいます。
さらに、老化進行度も遅く、学習記憶能力も維持されて、がんの発生率も低かったのだとか。
マウスの実験では、1975年の食事がよさげじゃない?!
という結果に落ち着きました。
ザッとみると、
90年もまぁまぁ優秀だったけど、
特に75年は色々な指標で成績がいい印象でした。
逆に05年はあまりよくなかった様子。
05年の食事では、75年と比べると寿命が3割も短かかったのだとか……。
おなじ日本食と言えども、
年代別でこんなにちがうのですね。。
腸内環境にもプラスの影響ヒトへの実験
このマウスの実験結果を得た、都築毅准教授らは、ヒトへの試験も行いました。
実験1
マウスの実験で、
一番長生きだった1975年の食事と
一番短命だった2005年の食事を
ヒト(20~70歳の軽度肥満者)に約1ヶ月
(28日間)
1日3食を 食べてもらったそうです。
その結果、
中性脂肪値が改善されたり、
内臓脂肪が減少したなどの結果が
得られたそうです。
よく肥満を図る指標として用いられる
BMI(体格指数)や体重が減少し、
悪玉コレステロールも減少、
その一方で、善玉コレステロールは増加傾向
を示したそうです。
また、糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cも
減少して、お腹周りもへこんだそう。
実験2
肥満ではない20~30歳の人に、
1975年の食事と2005年の食事を
同じように約1ヶ月(28日間)食べてもらいました。
さらに、この実験中には、週3回、1日1時間以上の中程度の運動をするようにお願いしました。
結果は、
1975年の食事のほうが、ストレスが軽減されて、運動能力が増加しました。
さらに、生活習慣病リスクを増加させることが
示唆されている腸内細菌が減少した
との報告もあり、
このことから、腸内細菌群と
その代謝物が関連していることが
示唆されたとのことです。
バランス良く食べることで、腸内環境も整って、良い結果が得られている……
ということなのですかね。
おお~、
ヒトでも1975年の食事の圧勝ですね!
おそるべし、昭和50年くらいの食事……。
なにが、よかったのか? 1975年食。5つの特徴
マウスの実験でも、ヒトの実験でも
1975年の食事がよいと示されたわけですが、
果たして、なにがよかったのでしょうか。
そこには、5つの特徴があるようです。
多様性
いろーんな食材を少しずつ食べる。主菜と副菜を合わせて3品以上摂ることがベター。
調理法 次の順番を意識する
1「煮る」「蒸す」「生」を優先。
2次いで、 「茹でる」「焼く」。
3「揚げる」「炒める」は控えめに。
※カロリーや脂肪を抑える調理法にする。
油を使った高温調理は、成分がこわれてしまうこともあるそうです。
たとえば、アジなどの青魚は、刺身で食べるのと比べて、フライにするとEPAやDHAの量が10分の1まで減ってしまうのだとか。
食材
大豆製品や魚介類、野菜(漬物を含む)、果物、海藻、きのこ、緑茶を積極的に摂取し、
卵、乳製品、肉も適度に
(食べ過ぎにならないように)摂取する。
調味料
出汁や 発酵系調味料(醤油、味噌、酢、みりん、お酒)
をうまく使用して、
塩や糖分(砂糖)の摂取量を抑える。
☝︎精製塩のことかな…
形式
一汁三菜(主食(米)、汁物、主菜、副菜×2)
を基本にして、
いろいろな食材を摂るようにする。
東北大学大学院農学研究科
とどのつまり!
1975年の食事は 和食を基本にして 少し洋食をプラスしたような食事です。
よいと言われる食材を、できるだけ 色々摂って、 たま~に洋食てきな肉とかも適度に摂る。
これが、長生きできて、健康寿命も延びそうですよ~ という研究結果 だと思います。
貧乏で種類が食べられなかった
1960年もダメだけど、
欧米化が進みすぎた 脂肪たんまりの2005年(現代食)の食事はもっとダメ。
1990年もいい線行ってるけど、
1975年がちょうどよかった。
そんな認識でいいのかな~と思います。
超訳というか…
跳訳です。。
間違ってたら言ってください。。 すぐ直しますっ!
家系のラーメン屋みたいだね……
さいごに
日本食がいいことは分かってましたが、
まさか1975年とは思いませんでした。
正直、最近すぎじゃない?……と思いました。
もっと、縄文時代とか……そんなんがヘルシーっぽいイメージがありましたが、
考えて見たら、必要な栄養素をきちんと摂れるようになったのは、最近のことなんですよね。
※縄文時代はとても、発展していたという説はありますが……
でも、それが行き過ぎてしまい、
逆にからだを壊すという本末転倒的な……
なんとも言えない食の変遷と思いました。
わたしたちは、時代という駅を乗り過ごしたのかも知れない……
何のアニメの台詞だよ……
そして
自分が、とくに注目したのは調理法です。
やはり、高温調理は栄養をぶっ壊すどころか、
有害なものを沢山発生させると習ったので
煮る・蒸す・生……は、
なるほど…っと合点がいきましたし
漬物や発酵調味料は
腸内環境に良さそうだし、
食材の、”海藻”は、現代人に不足しがちな
微量栄養素、マグネシウなども豊富に入っているから
この年代の食事は、体調が整いやすいのかな~
なんて 思ったりしながらみていました。
これに、添加物や農薬問題を加味できたら完璧ですよね。
たまに、洋食も食べていいという点も
安心しました。
神奈川、とくに横浜は、
洋食のうまい店が多いで がまんはきついんです 笑
まぁ、なんにしても、基本は
和食ですね。
それで、たまの外食で洋食をいただく……
これが、良さそうですね🙆
1975年の食事、
ためしてみてはいかがでしょうか。
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