こんにちは。
健康オタク兼、現役理学療法士の松本です
昨日の「運動の医学的効果」のブログでちらっと出てきたのですが、今日は
「サルコペニア」
についてです
サルコペニアとは
ギリシャ語で「筋肉」を表すサルコと、「喪失」を表すペニアを合わせた造語で、
加齢や病気に伴って、筋肉の量や筋力・身体能力が低下することをいいます。
主に高齢者の方に多く、転倒や骨折、寝たきりなどの原因にもなってしまいます
高齢の方が身体を動かす機会が減る⇒全身の筋肉量が減る⇒転びやすくなる⇒骨折や寝たきりの生活になる⇒身体を動かす機会が減る
といったように悪循環になってしまうことも…
そうならないよう十分な栄養の摂取や体力維持・筋力増加の為の運動を行い、サルコペニアを予防することが重要です
サルコペニアかどうかは
握力と歩行速度などを用いて評価されます。
・歩行速度は1秒間に0.8m以下
・握力は男性で26kg以下、女性で18kg以下
だとサルコペニアの可能性が高いです。
自分で評価する時は「指輪っかテスト」というものがあるのですが、
ふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲むように掴んでみてください。
掴めなかったり、ちょうど掴めるぐらいであればサルコペニアの可能性は低いですが、隙間ができてくるようであればサルコペニアの可能性が高くなります。
あくまで簡易的な評価なので、隙間が出来たからといって何が悪いと断定されるものではありません。
ただ、筋力や身体能力が低下傾向にある恐れがあるので
栄養面(たんぱく質を始め、バランスのとれた食事)
運動面(ウォーキング、筋トレ、ストレッチ、水泳、スポーツなど)
この2つの意識が大切です