皆さん、ごきげんよう。
BOURBON⚡️NIGHT へようこそ ♪
小麦のウイスキーを飲んでみたい( 笑 )。
ならば・・・、
バーンハイム ☆ ホイートウイスキー ♪
日本語表記こそ “ ホイート ” だけど、発音するなら “ ウィート ” だろうネ( 笑 )。
そのホイート = 小麦を主原料として51%使い、39%をトウモロコシ、10%をモルト( 大麦麦芽 )で作られたのが、このバーンハイム・ホイートウイスキー☆
“ 冬小麦 ” という軟質の小麦が使われていて、これを使用したウイスキーの特徴は、とにかく甘さと口当たりの良さを感じる。身近なウイスキーではメーカーズマークが冬小麦を使ったウイスキーの代表例。
メーカーズマークはバーボンなので冬小麦が主原料ではないにもかかわらず、冬小麦の使用であれだけ甘い酒質を実現しているのだから、こちら冬小麦を主原料にしているバーンハイムが、気にならない訳が無い( 笑 )!
そしてこのバーンハイム、蒸留所はなんと “ ヘブンヒル・バーンハイム蒸留所 ” !
'90年代末期に、あの巨大アメリカンウイスキーメーカー:ヘブンヒルの蒸留所は落雷による大火災で9万樽という膨大な原酒と蒸留設備を消失( 悲 )。
しかし大会社ならではの資本力と周囲からの協力で、バーンハイム蒸留所を買収してヘブンヒルは辛うじて復活、という経緯がある。
その元々のバーンハイム蒸留所はディアジオという世界的にも巨大なリカー企業が経営していて、今でも元々のバーンハイム系のウイスキーをバーンハイム蒸留所で製造している。
そして “ バーンハイム ” という名前。
そして前半の “ I.W. ” はアイザック・ウォルフ、ここまではこの人物のミドルネームで、フルネームは・・・、
アイザック・ウォルフ・バーンハイム( 笑 )。
どういう関係・経緯なのかは分からないけど、バーンハイム蒸留所の買収は、どう見ても献身的な協力としか思えない☆
よくバーボンには作り話のような “ イイ話 ” が( ブランディング上にも )付いて回るけど、こういうアメリカ的な経営の変遷の複雑さや歴史を調べるのも非常~に面白い( 笑 )。
そのバーンハイムの名を冠したウイスキーが、ヘブンヒルから “ オリジナル ” とまで付けられて、ホイートウイスキーとして少量生産されているのが、このバーンハイム☆オリジナル。
ホイートウイスキーとバーンハイムの結び付けはどういう経緯か分からないけど、ヘブンヒルはアメリカンウイスキー5種類の全てを生産し得る穀物と設備を揃えているので、復活の狼煙的な気合いの入ったウイスキーなのかな、と勝手に想像している
と、前置きは長くなったけど、日頃こういう事を調べながら呑むのが癖で( 笑 )。
それでは、バーンハイム☆オリジナルのテイスティングに如何に・・・!?

これは過去の大火災で消失した原酒は1/6程度なのに生産停止にまで追い込まれたという事は、失った原酒は主力の銘柄だったと推定される。
Ken-G. がウイスキーに再び改めて興味を持った昨年も、ファイティングコックが終売、エヴァンウィリアムス12年他幾つかの銘柄は休売と再販の繰り返し、そしてI.W.ハーパー12年も終売というのは、間違い無く過去の火災や蒸留所の変遷が影響しているハズ( 爆! )。
けど、その儚さもファンの心をくすぐる要因なのかも知れないネ☆
そんなヘブンヒルが誇るホイートウイスキーは、口に含むやいなや、冬小麦の甘く繊細な舌触りと香りが爆発して脳を揺らしながら鼻孔へと抜けて行き、最後にはスウィートな多幸感❤で満たしてくれる最高の1本、それがバーンハイム☆オリジナルのレアな美味さだ( 笑 )。