ノブクリーク ☆ 9年 ♪ | 燃える ☆ 美食 ♪

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  おうちゴハン/外食その他、気ままに綴ったブログです【 笑 】♪
 

 

 皆さん、ごきげんよう。


 BOURBON⚡️NIGHT へようこそ ♪



 Ken-G. を本格的にバーボン沼にハメた BOURBON⚡️NIGHT なバーボンに出会った( 笑 )。



 それわ・・・、





 ノブクリーク☆9年( 笑 )

 昨年12月に買って以来、Ken-G. 宅で最も回転が早いバーボン

 ちょっと説明すると、ノブクリークはジムビームのプレミアムシリーズの中で最もリーズナブルで、近所の酒屋で¥4,200位

 そのプレミアムシリーズは、スタンダードのジムビームと原材料の配合比率( マッシュルビル )は一緒で、9段積みの樽のうち2~6段辺りの樽から美味い樽だけを選んで瓶詰めした少量生産( “ スモールバッジ ” と呼ぶ )品がノブクリーク、最上段の9段目から1つ1つの樽から瓶詰めしたのがベイカーズ、7・8段目の中から特に美味い樽だけを選んで1樽ずつ瓶詰めした、年間数百本程度?しか出回らない超々プレミアムなバーボンがブッカーズ、そして再下段だけはライ麦の比率を高めて低温で長期熟成したのがベイゼルヘイデン、という構成。

 いちいち樽の段を述べたのは、バーボンを生産しているケンタッキー州は非常~に暑い気候で原酒の貯蔵庫も高温なる為、9段の高さの差でも上下で温度が異なり、全く別物の味になるから

 普通、大量生産品はコンベアで定期的に万遍なく上下に移して、瓶詰めの頃には上から下まで片っ端から混ぜて味を均一化する。

 それに対して、高さ固定は管理が難しい代わりに個性的な味わいに熟成したバーボンが出来上がる

 その内の1つが中段で9年という、バーボンの中では長期熟成と言える年数を重ねられた味わいは如何に・・・( 笑 )!?




 ノブクリークは、ジムビーム社の先代マスターディスティラー( 最高蒸留責任者 ):ブッカー・ノウ氏が、禁酒法以前の本来のバーボンの味わいの再現を目標に作った入魂のバーボン

 第2次世界大戦前、アメリカには禁酒法というおかしな法律が制定される。これは以前からキリスト教とかいうブタ崇拝のカルトのクソな発想( 笑 )からアルコールは良くないものとされ、禁酒の動きが大衆と行政にも高まった、という経緯らしい。

 で、その禁酒法とは、酒の製造と販売を禁止するけど、今家庭に残っている酒は飲んでも構わないし、物によっては薬用酒として販売しても良いとか、とにかく穴だらけの法律であり、酒屋と製造業者を潰すというだけのとんでもなく非合理な法律( 爆! )。

 つまり役人達も酒屋と製造業者を摘発した帰宅後は自宅で一杯呑っていた、という法律ですらないアホな酒造業界潰しに過ぎなかった。

 そして蒸留所には警察や役人達が大勢押し掛けて来て全ての樽をブッ壊して原酒をブチ撒けて、蒸留所を次々と廃業に追い込む。

 その結果どうなったか?

 マフィア達が隣国のカナダやメキシコ等から酒を密輸して販売し、一部の密造蒸留所が作ったウイスキーを大量購入・密売したり、政治家や役人、警察を買収して堂々と酒を飲んでいたり・・・、というアルフォンス・カポネが世間を跳梁跋扈するカオスな時代を経た後、正規販売を禁じた酒からの税収を失った国は財政難に陥り、たったの13年間で禁酒法は廃止される。

 つまりアメリカという国が13年間禁酒法を続けたら潰れるんだね、って話( 笑 )。

 そして禁酒法撤廃後にはことごとく多数の蒸留所は潰れていて、密造してまで頑張った業者や薬用酒という名目で苦し紛れにしのいだ蒸留所が生き残った。

 しかし酒造再開で単純に目出度しめでたし、とはならない。

 原酒が少ない為、熟成しないままの美味しくない安酒や、中にはメチルアルコールが混入された極めて危険で粗悪な酒が出回る事になる( 爆! )。

 バーボンの品質もことごとく悪化した事を本気で危惧して、当時の売上難を踏ん張って熟成に励み、禁酒法以前の本来の美味しいバーボンを取り戻した酒造業者だけが、現在にまでも生き残っている、と言える。

 その中の1つがジムビームであり、ノブクリーク9年は、禁酒法以前の本来のバーボンの味を再現した、と言われるプレミアムバーボンだ( 笑 )。




 先ずストレートでは、バニラと樽の香りが立ち、少しアタック感は有るけど嫌ではない、アルコールに香りを乗せた力強い味わいが・・・、

 うま

 加水数滴でフルーティーな甘い香りが咲き、滑らかな舌触り、ナッツの風味も有り、飲み易い


 トゥワイスアップでは更に香り豊か、滑らかさと余韻が持続、甘過ぎない甘味が癖になる( 笑 )




 そしてロックで美味さが爆発【 笑 】!!

 50%とは思えない程アルコール刺激が収まって、非常~に飲み易い これよりも値の張るフォアローゼズプラチナを軽く超える美味さと飲み易さ【 凄 】!!

 そしてやはり甘過ぎない甘さとオイリーとすら言える滑らかさが旨過ぎて、虜になった( 笑 )




 以降、ノブクリークは週末のご馳走ウイスキーとしては最も消費する事になり、無くなっては仕入れて、シリーズモノを見つけては購入したり( 笑 )。




 で、ノブクリークの特徴的なボトルデザインは、禁酒法時代にはウイスキーを金属製の薄い水筒:スキットルに入れてブーツに隠し込んで密輸したり、スキットルに新聞紙を巻き付けて密やかに飲んだりしていた頃のイメージを再現した物

 始めに長らく禁酒法の話をしたのは、そういう訳( 笑 )。

 こういう話を知っているだけで、ウイスキーの味わいがグンと美味しくなる

 とりわけ酒造が止められたという暗黒時代を持つアメリカのウイスキーの中でも、当時盛んだったバーボンには感慨深いストーリーが沢山有って、探求心をくすぐられる大人の趣味としても非常~に面白い( 笑 )




 ノブクリークの甘過ぎない甘さは、ストレートでもおつまみや食事との相性も良くて・・・、

 うま




 で、昨年あたりからボトルデザインが刷新されて、左の形に・・・。

 ちょっと新聞紙っぽさが無くなって、個人的には残念( 爆! )。

 なので、旧デザインのボトルは空けないで1本は保存専用にして、それ以外の旧ボトルの中身が無くなったら、新ボトルから移し替えて飲んでいる( 笑 )。

 とは言え近所の酒屋ではまだ旧ボトルも売られているから、在庫が有る限りは旧ボトルを買いたい ♪




 また別の酒屋では珍しい旧ボトルの1リッターを発見( 笑 )




 現在、飲んでいるのはこの1リッターで、ゆっくりジックリ楽しんでいる🎵




 で、新旧デザインと1リッターを並べて気付いた事は、何と新ボトルは面の面積はデカいのに、厚さが薄く、瓶も内側に厚く作られている為、旧ボトルの750ccよりも50cc少ない700cc( 爆 )

 それで価格据え置きって、ジムビームさん、ちょっとあざとい値上げじゃない( 悲 )!?




 とか言いつつも、すっかりバーボン沼どころかノブクリーク沼にハマった Ken-G. にとって、シリーズモノは大人のビックリマンシール状態( 笑 )




 今年に入ってからはライウイスキーの魅力にもハマって、やはりこちらでもノブクリークは頭抜けた美味さを誇っている( 凄 )

 そりゃ何万円も高い金を払えば高いなりの美味しいバーボンも在るだろうけど、非現実的な値段の酒が美味いなんて当たり前だし、買える範囲で美味しい酒を見つける事も、一般的なサラリーマンにとっては楽しみの1つだと思っている

 だからノブクリークは決して安酒ではないけど、安酒を2、3本我慢して買える中では最も気に入っているし、Ken-G. のバーボン味覚の基準になっている




 そう 安酒を2、3本我慢してでも飲みたいバーボン、それがノブクリークだ( 笑 )


 そういう意味ではワイルドターキーにも共通点が多々有って、そちらはワイルドターキーのプレミアムラインであるラッセルズリザーブをブログアップする時が来たら語ろうか( 笑 )。