山形県に帰って来た時には、必ず食べに行く蕎麦屋がある。
あまりにも山奥なので、初めて行く人なら道を間違えたと不安になって引き返したくなる( 笑 )辺りに、1軒の大きな民間らしき建物が見えて来る。
その古屋敷の周囲が車やバイク、人だかりになっていたら、間違いない( 笑 )。

七兵衛そばに到着だ♪
なんとも趣のある建物( 笑 )。
今日は両親と開店40分程前に着いて、番号札は既に9番。個人/グループごとに1枚の番号札なので、家族連れも含めると20人位が先着していた。
10番以内の早めに着く客はほとんどが地元か常連。
旅行先での昼メシに~、なんて考えで昼時に行こうもんなら、軽く50人待ち位の行列になっている( 笑 )。

民宿の広い居間のような座敷で、番号札順に席を詰めて食べる。
座敷にはわざとらしい民芸品や、拘りやら作法やらのクドい能書きが掲示されているわけでもない、田舎の古屋敷。こちらもまた趣が良き( 笑 )。
厨房では店主の七兵衛さんが蕎麦を打ち、奥さんが切り、配膳や水締めその他を親類若しくは近所のおばちゃん達が手伝っているようだ。

着席すると、大根汁と季節の漬け物/惣菜3品が出される。

今日はワラビとキクラゲと、結び昆布。
行く度にお楽しみな、3品だ( 笑 )。

そしていよいよ蕎麦が配られる。
八割~九割の濃いめの蕎麦なのに、ツルツル感がハンパない! しかも急いで切られるから、不揃いのザク切りで、コレが特徴的な歯応えにもなっている☆
ここのメニューは、冷たい “ 盛り蕎麦 ” 1品のみ。蕎麦は食べ放題で、なんと一人前:¥1080!
今日は5杯でお腹いっぱいになったところに、母親が1杯お残しをお手伝い( 笑 )。
キツいけど、ウマい ❤
ヘンになりそうなスイッチが・・・、来る ❤
食べれば食べるほどウマくなるのは、本当に美味い料理の証!
俺の中のマグマが噴き出す!
燃えるぜ!

その燃えるぜパワーを持続させてくれるのが、この大根汁。
ピリッとした辛さが飽くなき食欲を掻き立てる( 笑 )☆
蕎麦の風味を殺さない絶妙なスパイスは、自宅でも手軽に真似出来るのがイイ( 実は消化の助けにもなっているらしい )♪

新鮮な田舎蕎麦が食べ放題となれば、駅デパとかのヘンに高級ぶった蕎麦屋が如何に猿商売かが良く分かる( 笑 )。
自然に囲まれた綺麗な空気と趣、山の冷たい水で締められた蕎麦は、季節の漬け物も相まって春夏秋冬それぞれの風情も味わえる。
額面だけではない恵みを楽しめるワイルドな蕎麦屋のキング に、Ken-G.はもう20年近くハマり続けている♪
燃えたぜ【 笑 】。

おうちごはん ブログランキングへ

創作料理 ブログランキングへ
↑ 料理好きな皆さんの、ステキな手料理達が凄く参考になりますヨ♪
ぜひ覗いてみて下さい☆