元祖つけそば 西台大勝軒@板橋区蓮根 | 誰がチキン野郎だ

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西台の裏路地にあった西台大勝軒さんが竹内食堂の跡地に先月移転。

高島通り(環八と間違えてる人いるけどちげーぞ)沿いで我が家の超近所ではあるけれど、

ここは大勝軒といってもあの有名な「東池袋系」ではなく「丸長系」という、

いわゆる「じゃない方」の大勝軒で、

味もどんな程度か知っているので全く行く気が起きなかったんだけど、

最近全然ブログ書いてないし近所なのに逝かないのはどーなのよと

知り合いに煽られてしまったのでとりあえずビールでも呑んでくるかと

酒のアテに期待して休日の昼時にお邪魔してみた。




店内はカウンター5席テーブル席6席と以前より広くなり、

西台時代からは想像もつかないくらい小奇麗になっていた。

俺が最後に来たのはもう20年前くらいだろうか。

シールがベタベタと貼られた子供用おもちゃボックスと

三輪車が放置された乱雑な狭い店内に、

店の子がカウンターでお絵かきをしているという

昭和からの地元民なら解るであろう「ザ・高島平」な空間の中、

その子の隣で客は俺1人、黙々と麺を啜るという

ひねもすのたりのたりとしたあのカオスな時間を誰が忘れようか。

例えるなら、全く面識のない人の家にあげられて、家族団欒の中

誰にも相手されずに気まずくメシ食ってる雰囲気とでも言おうか、

そんな中で冷やし中華のように甘酸っぱいブヨブヨのつけ麺だか何だかを

心の中でもうええわと突っ込みながら胃の中に突っ込みそそくさと帰っていった事が

身も心も酸味の効いた思い出として今もツ~ンと残っているワケですよ。




そんな感じで、地元民の間では別の意味で知られていた西台大勝軒さんですが

こっちに移転してきてからは数日間ワンコインセールをやっていたらしく、

低所得者の集まる志村坂下~高島平地区の貧乏人どもと

西台大勝軒を知らなかった珍しもの好きな地元の暇人どもと

大勝軒移転というネット情報にホイホイ釣られたラヲタの皆さん達で妙に賑わっていたようで、

あの西台大勝軒からは全く考えられなかった行列なんてものが出来ていたりした。

まぁ我が愛する地元、板橋区坂下の村民達はケネディだろうが大阪王将だろうが

新店であればとりあえず並んじまうような節操のない奴等ばかりだからなʅ(╯⊙ ⊱⊙╰ )ʃ

そういや大阪王将は3年も持たずに案の定潰れたね。だから言わんこっちゃない(´・ω・`)




とりあえず今現在でも席の半分くらいは客が入っており、

店員もマスターの息子さんをはじめ若い男性スタッフが増え

ここってホントにあの西台大勝軒?と疑ってしまうくらいの活気ある光景となっていた。

昔カウンターでお絵かきしていた子供があんなに大きくなって今はお店を手伝っているなんて

なんか知らんが感慨深いものがあるなぁ・・・(´ω`)

そしてお客さん達は全員麺類を頼んでいたけど(当たり前だけど)、

俺は麺にゃ目もくれずに酒と肴を数品オーダー。

瓶ビール(550円)めんま(250円)竹、肉、ねぎの辛和え(500円)。

水っぽくて味のしないシャバシャバのメンマに、

それとネギとチャーシューを辣油で絡めた水っぽい和え物。

場所は変わっても西台大勝軒クオリティは健在なようだな(✧≖´◞౪◟≖`)





ぎょうざ4個(300円)。

皮が厚めの大粒で、肉とニラがたっぷりと詰まった甘口。

あと炒め物も幾つかあったけど、そちらは夜メニューらしく

アルコールも焼酎類がなく他には日本酒しか無かったので

呑みたいモノも食いたいモノも他にないしコレで帰るかと思ったんだけど、

メニューに「半分ラーメン」という半玉(麺100グラム)のラーメンがあったので、

ラーメンならあんな甘ったるいブヨブヨな食い物は出てこないだろうし

半量なら何かあっても大丈夫だろうとトラウマ払拭も兼ねてとりあえずオーダーしてみた。

あと「ワンコインラーメン」という同料金のメニューもあったけど、

こちらは通常量(麺200グラム)な素ラーメンらしく、量的に危険だったので回避しておいた。




半分ラーメン(500円)。

海苔とナルトの乗せられた昭和のオーソドックスなスタイル。

半分って事で丼もスモールサイズ。これなら何かあっても食べきれそうだな!




混みガラをゴトゴトと煮出した東池袋系の濃厚な白湯醤油味と違い、

こちらは鯖節、豚ガラ、鶏ガラをユラユラと煮出したアッサリ味の清湯醤油スープ。

要するに見た目も中身も昭和のオーソドックスな大衆中華料理屋の味ってコトで、

これならつけ麺と違って変なクセがないのでスルスルっと食べられそう。

またこーゆー昔ながらの味ってヤツにはテーブルコショーがよく合ったりするのよネ( ՞ਊ ՞)☝




麺も以前と変わらぬ太くて軟らかめの自家製麺で別段どーってコトも無く、

「大勝軒」という看板が無ければ完全に只のノスタルジックな大衆中華食堂でしかないんだけど、

ラーメン屋というか現在の飲食業界はプロモーションとマーケティング次第で幾らでも盛り返せるからね。

ここも折角の大勝軒という看板を使わない手は無いし、

場所を変えて心機一転勝負に出たのは凄い事だと思うよ。

まぁ移転先になぜ隣町の更に寂れた蓮根を選んだのかはナゾだけどネʅ(╯⊙ ◞౪◟⊙╰ )ʃ




昔は店内は汚いし子供が遊んでるし味もアレだしマヨネーズ味とかいう邪道なモンもあるし

客入ってなくていつもガラガラだしでぶっちゃけ地元じゃキワモノ扱いのお店だったけど、

久々に食べてみたらラーメンは普通だったし店内も綺麗だったし、

店員達はテレビに気をとられつつもとりあえずは動いていたので

近所だから今度は炒め物狙いで夜営業に呑みにきてみようかなーと思ったりした。

酒と料理の種類を増やしてくれたらチョイチョイ来るかもしれないけど、

ノンベ的にはあのメンマと餃子じゃ酒は進まねーや(´ω`)

あとつけ麺に関しては、冷やし中華の甘ったるくて酸っぱいタレが好みな人にはよいと思います。





元祖つけそば 西台大勝軒
オフィシャル:
http://www.taishouken.jp/






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