今日は溜池山王でも屈指の人気を誇る準高級中華、過門香さんでランチ。
土風炉さんや鳥元さんなど多数の飲食店を手掛ける㈱ラムラさんの経営で
ここ以外にも都内に数店舗、あと海外では上海にも出店している様子。
店内はモダンで落ち着いた佇まい。
広々としており、1階席と2階席で禁煙、喫煙が分かれているのは嬉しいところ。
席間が半透明のパーテーションで区切られているので
議員バッジをつけた人達もよく見かけるね。
でも俺がココへ来たのは何年振りになるかな。
来ようと思えばサクっと来れる距離にあるんだけど、
メニューを見ればわかる通りいかんせん値段が高い(´・ω・`)
なのでココへ来るなら樓外樓飯店 さんやトゥーランドット さんのがいいなって感じで
最近はめっきり足が遠のいていたんだけど、
今日は周りがバケーションな中での出勤なので
ケッ!って感じでチョビっとだけお金を遣ってみたかったのだ。
解ってもらえるかしらこのキモチ。
でもあんまし箍を外すと週末の呑み代がキツくなるのであくまで控え目にね。
って事で2,000円以上するコースものはやめて1,500円以下のセットものから。
ココは上海だ広東だとかいうドコ地方の料理という括りはないものの、
ランチだと四川料理の重慶式麻婆豆腐ってのが特に人気が高い。
でも四川麻婆豆腐はアークの陳麻婆豆腐 さんで満足しちゃってるから今日はいいや。
あとは飲茶あたりも人気だけど、今日はチョイ寒だからホットな麺ものにしよっかな。
そういや過門香さんでは担々麺にも力を入れていて、
担々麺フェアなんてのも定期的にやったりしてるね。
今は冷麺フェアとかいって冷やしや汁なしなんてのもメニューに出ていたっけ。
でも今日はチョイ寒なのでホットな汁ありをチョイスだ。
そしてオーダーから殆ど待つ事もなく
ソッコーで運ばれてきた四川担々麺セット(1,200円)はこんな感じ。
セットなので麺の他にライスor中国粥(小)と中華風漬け物も付いてくる。
まずは四川担々麺から。
「四川」を謳う汁ありの担々麺は俺も定義がよく判らず、
横浜中華街の景徳鎮 さんや脇屋さんとこ みたいな麻辣醤ベースのものもあるけど
過門香さんの担々麺は日本でよく見られる一般的な芝麻醤ベースのもの。
ここに豚挽肉味噌やら青梗菜やらをゴソっと乗せ、
適度に浮かべられた辣油と共によーくかき混ぜて食べるスタイル。
スープは白胡麻の風味もよく、軽いピリ辛で円い旨味がありまろやか。
やや粗めに挽かれた花椒もそこそこの効きで四川らしさは充分に漂わせている。
麺はノンフライ乾麺のように表面にハリがあり、ツルツルでコシも強くしなやか。
中国料理の一般的な捍麺より粉が詰まっているけど、
ラーメンの中華麺とはチョイ趣が違う独特の食感。
赤坂には沢山の中国料理店があり似通った味のお店も多いけど、
麺に関してはそれぞれ個性が分かれているので麺に着目してみるのも面白いね。
あとは搾菜や花生(ピーナッツ)のザクッ、ゴワッとした食感もちょっとしたアクセント。
ラーメン好きな日本人の好みに照準を合わせつつ、
その中に四川のテイストをマイルドにフュージョンさせたような計算された一品だね。
こちらはセットの中国粥(小)。
強く糊化しており、横浜中華街の謝甜記 さんや樓外樓飯店さんのトロトロな中国粥 と違い
まるで水分の飛んだもんじゃ焼きのようにネットリモッタリ。
ほぼ無味なので、卓上の塩を好みの量だけ合わせるか
セットの糖醋蘿蔔(大根の甘酢漬けみたいなモン)を一緒に。
一言でいえば、すごーく丁寧に作られたちょっぴりリッチな日本的四川風担々麺。
他の料理もコテコテの本格中華というよりグローバルな準高級中華といった様相なので、
大衆色を求めるB級志向の人やホテルレベルのクオリティを求める
ハイソな人のポイントからはひょっとしたら多少のズレがあるかも。
まぁ調理に手間を掛けているのは分かるんだけど、
1,200円もとるなら茶の1杯くらいはセットに含めて欲しいかな~(´・ω・`)
中国大陸料理 過門香(かもんか)
オフィシャル:http://www.kamonka-tokyo.jp/