震災以来はじめてのアジアンランチ。
あの直後はお店もスタッフもパニックになったようだが、
今はもう落ちついたらしい。
時間的に営業終了後の出来事だったが、
帰社中のワゴン車もいただろうし大変だったろうなあ。
ともかく皆さん無事でよかった。
本日のお献立はこちら。今回は2種盛り。
左から、
【タイ】
レモングラスで仕上げた鶏唐揚
【インド】
酸味スパイスを使ったマトンカレー
まずは唐揚げから。
鶏唐揚げに玉葱、万能葱、もやし、ピーマン、白ごま、ピーナッツが絡められている。
ほんのり香るレモングラスに唐辛子の刺激、ピーナッツのアクセント。
旨味があり、これはちょっと面白い味付け。
そしてこちらはマトンカレー。本日はダブル盛り。
俺的にはこれはベンガルカレー 、ミャンマーカレー に次ぐ第3番目のカレーで、
この3つがアジアンランチのカレー俺内TOP3となっている。
その他はこの3つとはちょっと差が開いちゃってるかな~。
たまにはヒンディーの呼び名で説明してみる。
これはAchar Gosht Masala(アチャール・ゴシュト・マサラ)という料理で、
ジラ(クミン)、メティ(フェヌグリーク)、カロンジ(ニゲラ)、ダニャ(コリアンダー)、
ライ(マスタード)、ソンフ(フェンネル)、ハルディ(ターメリック)らを巧妙に使って
マトンの臭みのみを消し、アーム・ガ・アチャール(マンゴーの漬物。ピクルス)で
独特の酸味と風味を上乗せし、ミルチ(チリ)でピリリとした刺激を付け加えている。
ラムでは味わえないマトンの旨味と食感、そしてアチャールの酸味がたまらない!
画面中央にはライの粒が見える。
こちらの中央の黒い粒はカロンジ。
アセナさんのエキメッキ にも使われていたスパイスで、ブラッククミンとも呼ばれる。
その横にある細長い縞々の粒はジラ。その下にある同じような粒はソンフ。
ジラとソンフは良く似ているが、ソンフのほうが若干丸みを帯びている。
風味は全然異なっているので、噛んでみればすぐに違いが判る。
このようにスパイスの知識をちょこっとだけでも入れておくと、
カレーという料理は何倍も何倍も楽しいご馳走へと変化するのだ。
アジアンランチさんもタイのココナッツカレーばっかやってないで
こーゆーカレーももっと出して欲しいなぁ。多国籍って割には実際はタイ料理ばっかだよ。
今飲食関係は食材の工面で苦労しているだろうが、
アジアンランチさんはそんな中でも田中康夫さんとタッグを組んで
被災地へ炊き出しに出かけているそうだ。すごいよね。
田中康夫さんはたまに溜池山王あたりで見かけるんだが、
俺以前このオッサン人に列の割り込みされてんだよね。
しかもパシリのように大量に買っていきやがった。にゃろう・・・
まあそれはともかく、こういう活動は被災地の方々の助けになると思うので
我々は募金くらいしか出来ませんが、どんどんどんどん精力的に行なってほしいよね。
でも新党日本のアピールに使うのはほどほどに・・・
◇◆本日の推定カロリー◆◇
アジア3色ぶっかけごはん(全部少なめ)
俺計算:約716lcal
レモングラスで仕上げた鶏唐揚のみ(少なめ)
俺計算:約190.4kcal
酸味スパイスを使ったマトンカレー(1色分、少なめ)
俺計算:約136.7kcal
前回:2011年3月7日
http://ameblo.jp/kenken4126/entry-10823702995.html
アジアンランチ